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世界の4%しかCO2を出さず、海洋国家で温暖化の影響を受けない日本が、「世界の環境を守ろう!」と叫んで子供のように突き進んでいく姿に世界の人は日本人に対して奇妙ささえ感じている。世界の政治はまだ「世界の環境」などという段階にはなく、「温暖化を唱えてアジア諸国の発展を押さえ込み、原子力を進めよう」などという作戦があるこはごく当然のことだからだ。
「原発事故で苦しむ福島の人を助けるのには、除染して被曝を減らして健康を守り、産業の打撃を補償して助けるのが当たり前だが、除染はせず、補償金は出さず、ただ福島の子供たちの被曝と、全国に放射線を拡げることで「子供を被曝させることによって、痛みを分け合う」というのでは奇妙な民族と思われても仕方が無い。
牛乳の汚染が少しずつ明らかになってきました。10ベクレル以下の汚染はあるようで、中には数10ベクレルもあるのですが、これに対して給食などと関係する教育関係者が相変わらず「大丈夫」と言っているのがとても気になります。それは「大丈夫」なのではなく、子供の健康より「面倒だ」というのが先だっているからで、私は「面倒だから子供が被曝しても、大丈夫と言っておこう」という人は教育界から去った方が良いと思います。
幸いなことにまだ「この牛乳はダメ」というのは出てきませんがともかく注意が必要です。4月から子供をもつ親が心配しているのに、牛乳メーカーがベクレルを表示しないというのは異常です。今後も(放射線に限らず)不誠実な製造を続けるでしょうから、食生活を牛乳離れすることがもっとも大切です。