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お金が主役でなければ「石油ショック」は起こりませんでした。石油はまだまだ1000年はあるのに、1バレル2ドルを30ドルまであげようと「石油は残り40年」などとでっち上げの情報を流したのです。
すでに「石油の残りは40年」と言ってから40年が経った2010年、世界の権威は「石油はあと43年」と発表するではありませんか!人をバカにするのもほどがあります。石油が無くなると聞いて、どれほどビックリしたでしょうか? それが「お金目当て」だった
もともと脇役だった「お金」を取り扱う人が増え、権力を持ち、複雑にし、自作自演で騒動を演じているということなのです。ものがあるだけ交換価値としてのお札を刷り、銀行は普通預金だけ、国債は止めて税金だけ、額に汗した分だけ給料を貰う・・・という単純なお金の役割に徹すれば、私たちはこれほど「マネー」に振り回されることはないし、TPPも消え失せる。
百獣の王ライオンは、人間に比べて比較にならないほどの運動神経と筋肉を持ち、ライオンと素手で戦って勝ち目のある人間はいないだろう。それでいて、ライオンは今ではすっかり人間に押さえつけられ、動物園の檻の中に入れられている。ライオンからみれば不思議なことに相違ない。
情報は力である。情報が隆々たる筋肉よりも大きな力であることを我々は知っている。私たちは多くの情報、正しい知のもとに子供たちを守る力を備えなければならない。
いわゆるマネーゲームをして、実質的になにも働かず、大もうけするような社会だから、次から次へとお金に振り回されている
お金の社会はそれほど昔からあったわけではありません。生活でお金が大切になったのは、明治以後ですし、ヨーロッパでも200年ほどの歴史しかありません。どんなに昔にさかのぼってもせいぜい、500年です。
だから「お金の社会」、つまり「貨幣経済」は本当は人間社会を不幸にし、害になるものなのかも知れないのです。