かつて日本で注水実験は2回行われて、2回とも地震の発生が確認されています。
1)長野県松代(群発地震が起きたあと)の注水実験
報告では「岩の中に注水すると地震が生じやすくなるという、いくつかの事例を検証するた めにわが国ではじめての試錐が1969年から国民宿舎松代荘ではじまり、1933m(深 さ1800m)掘って、1970年 1月15日~18日、 1月31日~ 2月13日の 2回にわたり計 2883立方メートルの水を注入した。
その結果注入地点の 3km北で、 1月25日02時ころから急に地震がふえ、この 1日 で54回に達した。地震活動は注水中続き、注水後徐々におさまった。この地点で の地震活動は注水前は 1日 2回くらいだった。」とあります。
2)(阪神淡路大震災を起こした)野島断層で、「注水実験」
1995年1月に阪神淡路大震災が起き、その後、1997年、2000年の二回にわたって行われました。
米国では将来のエネルギー資源の掘削として行われている「水圧破砕」で地震が起きています。
(ロイターwebの記事。2012年4月19日)
米内陸部での地震増加、「ほぼ確実に人為的」=USGS
2012年 04月 19日 10:52 JST
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