坂東玉三郎さんが会見
歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎さんが、沖縄で組踊の公演を行うのを前に、6日、記者会見し、組踊の役者の育成に一役買いたいとする期待を寄せました。
人間国宝の坂東玉三郎さんは歌舞伎界を代表する女形の役者で、ことし3月、歌舞伎役者として初めてとなる組踊、「聞得大君誕生」の公演を行うことになっています。玉三郎さんは、6日、浦添市で共演者とともに記者会見し、「これまで歌舞伎以外にも色々なことを行ってきましたが、今回、組踊を演じる一員に加えてもらったことに感謝したいです」と述べました。その上で玉三郎さんは、「自分が演じることで共演する若手の役者にも注目が集まればうれしいです」と述べ、若い世代の役者が育っていくことへの期待を寄せました。「聞得大君誕生」は1500年ごろの琉球王国が舞台の組踊で、玉三郎さんは、祭しをとり行う最高の地位にあった聞得大君の役を演じ、結婚を許されなかった聞得大君が、若い士族に恋をする苦悩を表現します。
「聞得大君誕生」はことし3月15日から3日間、浦添市にある「国立劇場おきなわ」で上演されます。
01月07日 12時32分
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