閾値は確認されていないと言う事は、低線量、ここでは2.2μSv/h程度(年間20mSv)程度で健康被害が統計的に確認されている事になる。さて林衛氏が言及しているであろう論文*2を見てみよう。全然確認されていないから。誤差よりも観察された過剰相対リスク(ERR)が小さい。
また、林衛氏はICRPの防護基準から放射線リスクがあると主張している(市民研アーカイブス)。これは、放射線リスクに余裕を加えて防護基準を作っている事が理解できず、またICRPが提示している図表を曲解している。
赤線部分の回りくどい表現に注目して欲しい。年間10mSv以下だと危険性を確認できず、100mSv以下でさえ約十万人と言う膨大な観察数で、危険性を観察できるかもと言っている。林衛氏の主張を全くサポートしない。
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