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NHKの大河ドラマ「平清盛」の題字を手がけたことで知られる、ダウン症の書家、金澤翔子さんが22日浅口市の高校に招かれ、生徒たちを前に力強い書を披露しました。
書家の金澤翔子さん(27)は、浅口市のおかやま山陽高校に招かれ、体育館に集まった全校生徒を前に学校の創立90周年にあたって、記念の筆を執りました。
ダウン症の金澤さんは5歳のときから習い始めた書道の作品が高い評価を受け、去年のNHK大河ドラマ「平清盛」の題字を手がけるなど書家として活躍しています。金澤さんは、畳1畳分の大きさの紙に1文字づつ力強く筆を回し、「みんなでいっしょに飛び立ちましょう」という意味を込めた「飛翔」の字を書き上げました。
この後、金澤さんは母親の泰子さんといっしょにトークショーを行い、生徒からの質問に対して「夢は1人暮らしです」とか「尊敬する人はマイケルジャクソンです」などと答えていました。
また、泰子さんが「私たちにとって障害は少しも障害ではありません。翔子は幸せですし心がとても豊かです。みなさんの回りに障害者がいたら、そんな世界を持っていると思って尊重してあげて欲しい」と生徒に語りかけていました。金澤さんが生徒の前で書を披露するのは初めてだということです。おかやま山陽高校生徒会長の鈴木愛純さんは「夢や目標を持ち困難を乗り越えていくことが大切だと思いました」と話していました。
01月22日 19時44分