放射性汚染物質は根に最も集中し、続いて茎、葉、花という順になっています。キャベツと人参は中心に汚染物質を蓄えるので、洗って皮をむいたら真ん中を捨てるといいのです。土壌の化学特性もまた汚染の集中に影響を及ぼします。例えば、酸性の土では、放射性ストロンチウムとセシウムの吸収が強まります。
肉は骨(ストロンチウムとプルトニウムが集中している)を取り除き、酢の溶液に漬け、液は捨てるようにと忠告しました。魚を食べなくてはいけない時は、頭を最初に取り除き、揚げるか焼くようにし、決して茹でないようにとも伝えました。茹でることで骨の中の放射性ストロンチウムを身にしみこませてしまうからです。果物は事故後の一年は食べられます。まだ雨によって土壌の汚染が根まで届いていないからです。それ以降は果物も同じく汚染されました。
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