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2013年3月18日午後7時頃、福島原発の使用済み核燃料の冷却装置の電源系が故障して冷却が不能になりました。使用済み核燃料のプールの温度が上昇する事が予想されます。
昨夜まではニュースで報道されていましたが、今朝はあまり報道は無いようです。この事故は今後、次のような経緯をたどると思います。また今回は電源が復旧しても、今後同じようなことが起こるかも知れないので、整理しておきます。
1)東電が電源系を回復させれば、それ以後は大丈夫、
2)電源系が回復できなければ、徐々にプールの水の温度が上がる、
3)水が沸騰するのは今週終わり頃と計算されます、
4)その場合、1,3、4号機のライブ映像に「煙のようなもの(蒸気)」がたつでしょう、
5)蒸発熱は1キロ530キロカロリーと大きいので、それから1週間ぐらいは100℃を保ちながら沸騰する、
6)核燃料棒は露出していないので、この段階では放射性物質は漏れません、
7)さらに2週間ぐらい後に燃料棒の上部が露出しやや危険な状態になります、
8)貯蔵されている核燃料がどのぐらい前から貯蔵されているかで発熱量が決まりますが、情報が提供されていません。