香月泰男といわさきちひろ展
長門市出身の洋画家、香月泰男と絵本画家とし
て知られる、いわさきちひろの作品展が長門市で開かれています。この展示会は、香月泰男美術館の開館20周年を記念して開かれたもので、きょうは関係者がテープにはさみを入れてオープニングを祝いました。
会場には戦争を体験した香月泰男といわさきちひろが平和への思いを込めて描いた作品43点が展示されています。
このうち、香月泰男の版画、「母子像」は、赤ちゃんがはいはいをしながら母親に近づこうとしている様子を描いたもので母親の優しさや愛を感じさせます。
また、いわさきちひろの水彩画、「母の日」は、赤いカーネーションを持った男の子が母親にだっこされている様子が描かれていて、母親の包容力が伝わってきます。このほかにも香月やちひろの自然や小さな命への慈しみにあふれた作品が展示されています。
香月泰男美術館の山田保則館長は、「人を思う心や優しさなどを2人の絵を通して感じ取って欲しい」と話していました。
長野県の安曇野ちひろ美術館の竹迫祐子副館長は、「戦争体験し
た2人の平和や幸せを絵筆に託した作品をぜひ見てもらいたい」と話していました。
この展示会は、9月1日まで長門市の香月泰男美術館で開かれています。
07月27日 19時31分
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