(朝日新聞) 2013年07月27日 21時15分
関西電力は27日、高浜原発(福井県)で想定される最大級の津波の高さを評価し直す方針を明らかにした。評価の見直しで想定が敷地の高さを上回れば、敷地が一部浸水する恐れがある。建設中の防潮堤の完成は2015年3月の予定で、当面の間は国の審査に合格できずに停止期間が長引く可能性がある。
関電は高浜原発3、4号機について再稼働に向けた安全審査の申請をすでに原子力規制委員会に提出している。規制委は津波想定が不十分と指摘。原発沖にある「若狭海丘列断層」が動いた場合を想定した、福井県の試算を考慮するよう指示。関電は指示を受けて評価を見直すことにした。
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