宜野湾市で不発弾処理
宜野湾市の住宅密集地で、沖縄戦当時のものと見られる不発弾が見つかり、28日午前、1600人あまりの人たちが避難して処理作業が行われました。
不発弾処理が行われたのは宜野湾市我如古の住宅が密集する地域です。
先月6月7日に、住宅の新築工事の際に、沖縄戦当時のものとみられるアメリカ製の250キロ爆弾が見つかり、28日午前、自衛隊が不発弾の処理作業を行いました。現場から半径およそ300メートルが立ち入り禁止となり、およそ690世帯、1600人あまりが避難対象となりました。
処理作業に先立って市の職員などが住宅を回って避難を呼びかけたほか、交通規制も行われ、バス路線が変更になるなど市民生活に影響が出ました。
爆弾は、高さ6メートル直径3メートルで囲った穴の中に移されたあと、自衛隊の処理隊が信管を取り外す作業をしておよそ30分後の午前11時12分に無事、終わりました。
自衛隊によりますと、復帰後、県内で見つかった不発弾は1688トン、処理回数は3万3900件で、ことし4月からこれまでに行われた処理作業は224件にのぼっているということです。
爆弾が見つかった近くに住む50代の女性は「戦後68年がたっても大きな爆弾があることにびっくりしました。安全に処理して欲しいです」と話していました。
07月28日 12時43分
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