2013年07月28日
「再稼働しなければ、高レベル廃棄物の処分費用をまかなえない」ホリエモンのサラ金理論
堀江貴文(ほりえ たかふみ、1972年10月29日 - )(通称-ホリエモン)
ライブドア事件-派手な買収を繰り返し、株式分割で株価をつり上げ、最終的には違法出資すれすれの方法(MSCB)でカネを集めて、ニッポン放送の買収に乗り出し、自らが経営するライブドアが経営破綻に陥りました。
私自身は逮捕されることを承諾したため、最終的な破滅の一歩手前で破綻から救われ、刑務所には入ったものの、莫大な自己資産を残すことができたと解釈しています。もし、フジテレビがニッポン放送株を買い戻ししなかったら、ホリエモンは借金を返すことができず、最終的には行き着くところまでいったことでしょう。つまり、この人物は後先を考えずに行けるところまで無理を通すことで道が開ける-いわゆる甘え-の精神を持っているわけです。
責任のある大人の考えではなく、突っ走るところまで突っ走って終わり(あとは、ボクよりももっと偉い人が何とかしてくれる)という幼児の精神構造を持っていることがうかがえます。
【原発】 堀江貴文が山本太郎を完全論破
この書き下し文が「みんな楽しくHappy♡がいい♪」にありますので、借用させていただきます。
01:28
津田:また、脱原発でもね、2030年代なのか即時ゼロなのかというところでも、全く
堀江:即時ゼロって無理じゃん!
津田:うん
堀江:だって、即時ゼロにしたってさ、廃棄物はさ、残っているわけだし、
津田:そうですね、核燃料サイクルの問題は解決しないし、
堀江:燃料サイクルの問題もそうだし、プールにとりあえず残っている訳じゃないですか、使用済み核燃料は。それは各ね、原発で。
角谷:つまり稼働が止まっただけでは別にほぼ解決ではないという事ですね。
堀江:それは原発ゼロではないじゃないですか、実際のところ。廃棄物の問題まですべて片付けなきゃいけなくて、じゃあその脱原発がね、今即時ゼロにするのが本当にいいのか、どうなのか?っていう話をしても。脱原発派の人っていうのは、もうそこを感情論で、「いやあんなものは無くなった方がいいんだ」みたいな話で、その、現実論を話しずらい(中略)
松嶋:ん~~~
山本さん、えっとですね、ま、山本さんは反原発として活動を結構されていたと思うんですけれども、
一つちょっとメールがきています。一つ質問をさせていただきます。
東京都の男性からいただきました。
原発問題について質問です。
反原発、旧原発停止はよろしいのですが、
廃棄した原発から出た放射性廃棄物の処理はどうするおつもりでしょうか?
出口戦略を語らなければ全て机上の空論だと思いますが。
山本:当然です。
堀江:それどうしようと思っているんですか?
山本:それはやっぱり地上で管理する以外今のところは無いですね。完璧な処分方法というのが、人類が
堀江:という事は、それっていうのはそのお金っていうのは何処から出てくる?ずーっと税金でそれをまかない続けるっていう事ですか?
山本:それ、たとえば電力会社が電気料金に上乗せするのか、それとも税金でやっていくのかというような議論というところになってきますよね。でも、まず今やらなければいけないことというのは、どういう処分法が一番適するのか、安全に管理することが可能なのかという部分をつぶしていく。
で、その後に、じゃあそうじゃないんだったらどのような可能性があるのかという事をやっていかなきゃいけないと思うんですよ。
堀江:でも、でもね、じゃあ原発全部終わらせますよね。
っていう話になって、じゃあ、原発からもうお金が得られない、売り上げが上がらないような状態になって電力会社が負担するのか、もう国がその過去のね、遺物の原発に対して、ずーっとお金を払い続けるのか、
松嶋:うん
堀江;地上で管理するコストをどうやって賄い続けるのか、っていうところは、僕はすごく、ま、逆に言うと不安ですよね。
山本:逆に言うと、この出口の議論というものを一切放棄して進めてこられたのが原発だと思うんですよ。
松嶋:うーーーん
堀江:ま、もちろんそうなんだけど、そりゃそうなんだけど、でも続けてたらね、続けてたらそこから売り上げが上がってくる訳で、そこからある程度費用を出すっていう話はすごく簡単、
簡単というか、あの、ま、ある程度理解はできると思うんだけど、終わって閉まったもの、もうここから何も生み出せない、“ただのゴミ”なわけですよ。ゴミの管理に年間ものすごい費用が多分かかってくると思うんだけれども、それをね、国民が
山本:いいですか、しゃべらしてもらっていいですか?
堀江:いいですよ、いいですよ。
山本:堀江さんは露出する機会沢山あると思うんですけれども、僕はこういうことにコミットしているんでなかなか機会が与えられないんですね。えっと、その廃棄物の処理という事に関して、「これ以上廃棄物を生み出してどうする?」っていう部分がひとつある。
「これ以上増やすのか」って。今でさえも、もう十二分に持っているだろうと、これ以上増やすのか。
で、堀江さんが言われているのが、原子力というものを続けることによって、そこから生まれる利益だったりというものを流用しながら、技術を確立していくっていう事を言われているんですよね?
堀江:そうじゃなくて、もうすでにね、終わってしまったものに対して、その、もうただのゴミな訳じゃないですか。ゴミの管理に毎年すごい額、いくらかかるのか知らないけれども、
松嶋:うーーん
堀江:ま、普通に考えてすごい金額がかかると思うんだけれども、それでもって、
津田:だから電力会社がやるのか国がやるのか
堀江:いや、国、じゃたぶんね、電力会社はそんな、俺はもう無理だよっていう話になるわけ。そうしたら税金でずっとやっていかなきゃならなくなるわけで、不良債権のために毎年すごい額が、ずーっとお金がね必要になってくるんだけれども、それが賄いきれるのかと。だったら、まだ僕は稼働してて、ある程度稼働してて、ま、徐々に閉めていくでもいいし、ずっとやり続けて、新しい技術が開発されてもっと安全になるでもいいんだけれども、すでにずーっとやりながらやっていけばさ、
松嶋:はい。
堀江:それなりの費用ってそこから出てくると思うわけ。その方がむしろ安全なんじゃないかなって私は思うんだけど、それに対してどう?どう?その、増えるったってね、じゃあ倍に、
始末のできないものをこれ以上増やしてはならないという単純な山本太郎議員の主張に、現実的であるかのようなわけのわからない主張をぶつけているホリエモン。この程度の議論で騙される人はいないと思いますが、この理論を単純化すると
「借金がいまあるのだから、利息を払うためにさらにサラ金で借りる必要がある」
将来破綻することがわかっているのに、今をしのぐために長期的な展望に立たずに、サラ金で借金を繰り返している借金地獄に陥った人間の考え方そのもの-まさに、幼児性を示すホリエモンらしいわけですが-です。
「高レベル廃棄物」の処分費用を出すためには、「高レベル廃棄物」を作り続ける原発を続けるしかない
全く同じですね。このような馬鹿げた理論を振りかざして、世間を欺けるとでも思っているのでしょうか。
しかしながら、このホリエモン-獄中で、痔になったり、肉眼的血尿を出したり、歯が欠けたりと、小説「黒い雨」で描かれている被曝症状が現れています。
刑務所の食事は、全く問題ないとアサツーディ・ケイはわざわざQ&Aを作っていますが、どうなんでしょうね。彼の体調には今後注意を払っていく必要があるでしょう。
◆関連ブログ
放射能と人体(8)ブラブラ病以外の被曝症状とは?2011年12月22日
刑務所で相次ぐ、健康不良、死亡-1年前から予言していたアサツーディ・ケイの報告書2013年02月12日
ライブドア事件-派手な買収を繰り返し、株式分割で株価をつり上げ、最終的には違法出資すれすれの方法(MSCB)でカネを集めて、ニッポン放送の買収に乗り出し、自らが経営するライブドアが経営破綻に陥りました。
私自身は逮捕されることを承諾したため、最終的な破滅の一歩手前で破綻から救われ、刑務所には入ったものの、莫大な自己資産を残すことができたと解釈しています。もし、フジテレビがニッポン放送株を買い戻ししなかったら、ホリエモンは借金を返すことができず、最終的には行き着くところまでいったことでしょう。つまり、この人物は後先を考えずに行けるところまで無理を通すことで道が開ける-いわゆる甘え-の精神を持っているわけです。
責任のある大人の考えではなく、突っ走るところまで突っ走って終わり(あとは、ボクよりももっと偉い人が何とかしてくれる)という幼児の精神構造を持っていることがうかがえます。
【原発】 堀江貴文が山本太郎を完全論破
この書き下し文が「みんな楽しくHappy♡がいい♪」にありますので、借用させていただきます。
01:28
津田:また、脱原発でもね、2030年代なのか即時ゼロなのかというところでも、全く
堀江:即時ゼロって無理じゃん!
津田:うん
堀江:だって、即時ゼロにしたってさ、廃棄物はさ、残っているわけだし、
津田:そうですね、核燃料サイクルの問題は解決しないし、
堀江:燃料サイクルの問題もそうだし、プールにとりあえず残っている訳じゃないですか、使用済み核燃料は。それは各ね、原発で。
角谷:つまり稼働が止まっただけでは別にほぼ解決ではないという事ですね。
堀江:それは原発ゼロではないじゃないですか、実際のところ。廃棄物の問題まですべて片付けなきゃいけなくて、じゃあその脱原発がね、今即時ゼロにするのが本当にいいのか、どうなのか?っていう話をしても。脱原発派の人っていうのは、もうそこを感情論で、「いやあんなものは無くなった方がいいんだ」みたいな話で、その、現実論を話しずらい(中略)
松嶋:ん~~~
山本さん、えっとですね、ま、山本さんは反原発として活動を結構されていたと思うんですけれども、
一つちょっとメールがきています。一つ質問をさせていただきます。
東京都の男性からいただきました。
原発問題について質問です。
反原発、旧原発停止はよろしいのですが、
廃棄した原発から出た放射性廃棄物の処理はどうするおつもりでしょうか?
出口戦略を語らなければ全て机上の空論だと思いますが。
山本:当然です。
堀江:それどうしようと思っているんですか?
山本:それはやっぱり地上で管理する以外今のところは無いですね。完璧な処分方法というのが、人類が
堀江:という事は、それっていうのはそのお金っていうのは何処から出てくる?ずーっと税金でそれをまかない続けるっていう事ですか?
山本:それ、たとえば電力会社が電気料金に上乗せするのか、それとも税金でやっていくのかというような議論というところになってきますよね。でも、まず今やらなければいけないことというのは、どういう処分法が一番適するのか、安全に管理することが可能なのかという部分をつぶしていく。
で、その後に、じゃあそうじゃないんだったらどのような可能性があるのかという事をやっていかなきゃいけないと思うんですよ。
堀江:でも、でもね、じゃあ原発全部終わらせますよね。
っていう話になって、じゃあ、原発からもうお金が得られない、売り上げが上がらないような状態になって電力会社が負担するのか、もう国がその過去のね、遺物の原発に対して、ずーっとお金を払い続けるのか、
松嶋:うん
堀江;地上で管理するコストをどうやって賄い続けるのか、っていうところは、僕はすごく、ま、逆に言うと不安ですよね。
山本:逆に言うと、この出口の議論というものを一切放棄して進めてこられたのが原発だと思うんですよ。
松嶋:うーーーん
堀江:ま、もちろんそうなんだけど、そりゃそうなんだけど、でも続けてたらね、続けてたらそこから売り上げが上がってくる訳で、そこからある程度費用を出すっていう話はすごく簡単、
簡単というか、あの、ま、ある程度理解はできると思うんだけど、終わって閉まったもの、もうここから何も生み出せない、“ただのゴミ”なわけですよ。ゴミの管理に年間ものすごい費用が多分かかってくると思うんだけれども、それをね、国民が
山本:いいですか、しゃべらしてもらっていいですか?
堀江:いいですよ、いいですよ。
山本:堀江さんは露出する機会沢山あると思うんですけれども、僕はこういうことにコミットしているんでなかなか機会が与えられないんですね。えっと、その廃棄物の処理という事に関して、「これ以上廃棄物を生み出してどうする?」っていう部分がひとつある。
「これ以上増やすのか」って。今でさえも、もう十二分に持っているだろうと、これ以上増やすのか。
で、堀江さんが言われているのが、原子力というものを続けることによって、そこから生まれる利益だったりというものを流用しながら、技術を確立していくっていう事を言われているんですよね?
堀江:そうじゃなくて、もうすでにね、終わってしまったものに対して、その、もうただのゴミな訳じゃないですか。ゴミの管理に毎年すごい額、いくらかかるのか知らないけれども、
松嶋:うーーん
堀江:ま、普通に考えてすごい金額がかかると思うんだけれども、それでもって、
津田:だから電力会社がやるのか国がやるのか
堀江:いや、国、じゃたぶんね、電力会社はそんな、俺はもう無理だよっていう話になるわけ。そうしたら税金でずっとやっていかなきゃならなくなるわけで、不良債権のために毎年すごい額が、ずーっとお金がね必要になってくるんだけれども、それが賄いきれるのかと。だったら、まだ僕は稼働してて、ある程度稼働してて、ま、徐々に閉めていくでもいいし、ずっとやり続けて、新しい技術が開発されてもっと安全になるでもいいんだけれども、すでにずーっとやりながらやっていけばさ、
松嶋:はい。
堀江:それなりの費用ってそこから出てくると思うわけ。その方がむしろ安全なんじゃないかなって私は思うんだけど、それに対してどう?どう?その、増えるったってね、じゃあ倍に、
始末のできないものをこれ以上増やしてはならないという単純な山本太郎議員の主張に、現実的であるかのようなわけのわからない主張をぶつけているホリエモン。この程度の議論で騙される人はいないと思いますが、この理論を単純化すると
「借金がいまあるのだから、利息を払うためにさらにサラ金で借りる必要がある」
将来破綻することがわかっているのに、今をしのぐために長期的な展望に立たずに、サラ金で借金を繰り返している借金地獄に陥った人間の考え方そのもの-まさに、幼児性を示すホリエモンらしいわけですが-です。
「高レベル廃棄物」の処分費用を出すためには、「高レベル廃棄物」を作り続ける原発を続けるしかない
全く同じですね。このような馬鹿げた理論を振りかざして、世間を欺けるとでも思っているのでしょうか。
しかしながら、このホリエモン-獄中で、痔になったり、肉眼的血尿を出したり、歯が欠けたりと、小説「黒い雨」で描かれている被曝症状が現れています。
刑務所の食事は、全く問題ないとアサツーディ・ケイはわざわざQ&Aを作っていますが、どうなんでしょうね。彼の体調には今後注意を払っていく必要があるでしょう。
◆関連ブログ
放射能と人体(8)ブラブラ病以外の被曝症状とは?2011年12月22日
刑務所で相次ぐ、健康不良、死亡-1年前から予言していたアサツーディ・ケイの報告書2013年02月12日
タグ:放射性廃棄物
posted by いんちょう at 17:18 | Comment(2) | 原子力
2年前から検出されていた2号機の23億ベクレルの高レベル汚染水
2号機海側で高濃度汚染水=セシウムなど、事故時に滞留か―福島第1原発・東電時事通信 7月27日(土)12時46分配信
東京電力は27日、福島第1原発2号機タービン建屋東の地下でケーブルなどの配管が通る部分のうち、海から約50メートルの地点で採取した水から、1リットル当たり23億5000万ベクレルのセシウムなど高濃度の放射性物質が検出されたと発表した。事故当時の汚染水が滞留している可能性があるという。
東電によると、採取したのは26日。測定の結果、セシウム134が1リットル当たり7億5000万ベクレル、セシウム137が同16億ベクレル含まれていた。また、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質も同7億5000万ベクレル検出された。
この地点より海に近い場所で17日に採取した水から測定された値は、セシウムが1リットル当たり3600万ベクレル、ベータ線を出す放射性物質が同2300万ベクレルだった。
東電は濃度差などを根拠に「今回測定された高濃度汚染水は隔離された状態だと考えている」としているが、地下の汚染状況は全体像がつかめておらず、地下水への放射性物質の流入経路も依然として明らかになっていない。
あまりの汚染に信じられない思いがしますが、今回の原発事故で一番大事なことは、時系列で分析していくこと。この場所の汚染水は、当初より高濃度であることが発表されています
(ちょっと長いのですが,全文)
2号機 たまり水1000ミリシーベルト超2011年3月28日(月)「しんぶん赤旗」
東京電力は27日、東日本大震災で深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機のタービン建屋地下にあるたまり水の表面で26日測定した放射線量は1時間当たり1000ミリシーベルト以上だったと発表しました。今回の事故で引き上げられた作業員の被ばく限度250ミリシーベルトを15分足らずで上回ってしまう強さです。測定者は大量被ばくを防ぐため、途中で作業を中止し退避したといいます。
一方、1~4号機の放水口から南へ約330メートル離れたところで26日午後2時30分に採取した海水から法律に基づく濃度限度の1850・5倍に相当するヨウ素131が検出されました。25日午前8時に採取した海水からは1250・8倍のヨウ素131が検出されており、大幅に上昇しました。
ヨウ素131の半減期(量が半分になる期間)は8日ですが、1~3号機のタービン建屋地下のたまり水や周辺の海水から高濃度で検出されています。また、タービン建屋地下のたまり水からは原子炉内の核燃料が壊れたりしないと出てこないセリウム144のような放射性物質が検出されています。
このため、各号機のタービン建屋地下で見つかっている高濃度の放射能汚染水や、周辺の海水の汚染は、原子炉内で核燃料の損傷が進み、その結果、さまざまな放射性物質で汚染された原子炉の水がどこからか漏れ出しているのではないかと指摘されています。
2号機は14日から15日にかけて原子炉の水位が大幅に低下し、燃料棒が損傷。15日朝には爆発で原子炉を覆う格納容器の一部である圧力抑制室が一部破損した可能性が高いとみられています。
東電は27日午前、2号機のタービン建屋地下のたまり水に含まれている放射能の濃度は、通常運転の原子炉内の水の約1000万倍に上ると発表しました。半減期が約53分のヨウ素134の濃度が水1立方センチ当たり29億ベクレルあったとしていました。
しかし、夜9時になって、半減期が約77日のコバルト56とヨウ素134を取り違えたとして午前中の発表は誤りだったと説明。水1立方センチ当たりの放射能濃度は、通常運転中の原子炉の水の10万倍になると訂正しました。東電は再調査を進めています。
放射性物質に詳しい専門家は、「運転を停止しているのに半減期が約53分のヨウ素134の濃度が29億ベクレルとなったら、異常な事態だと考え、間違いである可能性も含め、その理由をいろいろ考えるはずなのに、検討もせず発表してしまうのはお粗末としかいいようがない」と批判しています。
この炉水の内訳は、
通常炉水の1万倍濃度=1号機地下のたまり水-2号機プール冷却開始へ・福島原発2011 年 5 月 30 日
福島第1原発事故で、東京電力は30日、1号機原子炉建屋地下で見つかったたまり水の分析結果をまとめ、放射能濃度が通常の原子炉水の約1万倍に達すると発表した。東電は原子炉圧力容器に注入した水が、圧力容器、格納容器から漏れて建屋地下にたまったとみている。
東電によると、1号機地下のたまり水の放射能濃度はヨウ素131が1立方センチ当たり3万ベクレル、セシウム134が同250万ベクレル、セシウム137が同290万ベクレルで、セシウムは通常運転時の原子炉の冷却水に含まれる放射能濃度の約1万倍だった。
1号機建屋地下では今月13日、東電社員が建屋内に入り、床から約4.2メートルの高さまで水がたまっているのを発見。雨やその後の注水の影響で水位が上昇しており、30日午後5時現在、約4.6メートルに達している。水量は約2700トンとみられる。
一方、東電は30日、2号機使用済み燃料プールの代替冷却装置の一部の試運転を開始。順調にいけば、31日にもプールの水を冷却しながら循環させる代替冷却が稼働する。
(2011/05/30-20:29)
Cs-137に注目します。
290万Bq/cm3 = 29億ベクレル/kg これが通常時の1万倍と言っているのですから、
29万Bq/kg のセシウムが炉水に含まれている?(これはウソですね。通常ではなく、運転許容範囲だと思われます)
今回見つかった汚染水(23億ベクレル/kg)と、汚染のオーダーがほぼ同じですから、2年前からこの場所に滞留している水だと思われます。雰囲気線量は、500mSv/hr程度はありそうです。
この海側の井戸からは、1億ベクレル/kgの汚染が見つかっています。
3号機のオペフロ(最上階)からは、
湯気発生の3号機5階 最大2170ミリシーベルト計測 福島第一2013年7月24日 朝刊
東京電力は二十三日、福島第一原発3号機の原子炉建屋五階で湯気が発生した場所の周辺で、最大毎時二一七〇ミリシーベルトを計測したと発表した。人が数時間もいれば確実に死亡する高い線量。3号機はこれまでも放射線量が高く、事故収束作業の足を引っ張ってきたが、あらためて汚染度のひどさが明らかになった。
3号機原子炉建屋五階では十八と二十三の両日、格納容器の上部と機器貯蔵プール境目付近で、湯気の発生が確認された。
東電は、クレーンで建屋上部から線量計をつるし、湯気の発生場所近くの二十五カ所で放射線量を計測。毎時一三七~二一七〇ミリシーベルトを計測した。湯気が出た直近の場所では五六二ミリシーベルトだった。
東電は、湯気の原因を、雨水が熱を持った格納容器のふたに触れて蒸発したとみているが、原子力規制委員会が詳細な調査を指示していた。
3号機ではこれまで、格納容器近くの床で毎時四七八〇ミリシーベルトを計測するなど現場の高線量が作業の障壁となっている。
水素爆発による建屋上部のがれきはほぼ片付けられたが、最上階の五階に近づくほど線量が高い状態。作業員は放射線を遮る重いタングステン板入りのベストを装備して作業に当たる。それでも一人が現場で作業できる時間はわずかしかない。
ここの線量は、実は以前に発表されています。(500mSv/hr)
東電がわざわざはかっているのですから、この下になにかあるのは東電自体も知っているわけ。そして、ここの線量が上がってきた(と言っても、4倍程度)と、あたかも今初めて知っているかのように話をする。
原子炉の下部では、メルトスルーどころか、メルトアウト
していると言うことですね。このメルトアウトした燃料が、ボーリングによって採取されているという情報もあります。
フクシマは、人間には処理しようのないレベルなのです。
東京電力は27日、福島第1原発2号機タービン建屋東の地下でケーブルなどの配管が通る部分のうち、海から約50メートルの地点で採取した水から、1リットル当たり23億5000万ベクレルのセシウムなど高濃度の放射性物質が検出されたと発表した。事故当時の汚染水が滞留している可能性があるという。
東電によると、採取したのは26日。測定の結果、セシウム134が1リットル当たり7億5000万ベクレル、セシウム137が同16億ベクレル含まれていた。また、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質も同7億5000万ベクレル検出された。
この地点より海に近い場所で17日に採取した水から測定された値は、セシウムが1リットル当たり3600万ベクレル、ベータ線を出す放射性物質が同2300万ベクレルだった。
東電は濃度差などを根拠に「今回測定された高濃度汚染水は隔離された状態だと考えている」としているが、地下の汚染状況は全体像がつかめておらず、地下水への放射性物質の流入経路も依然として明らかになっていない。
あまりの汚染に信じられない思いがしますが、今回の原発事故で一番大事なことは、時系列で分析していくこと。この場所の汚染水は、当初より高濃度であることが発表されています
(ちょっと長いのですが,全文)
2号機 たまり水1000ミリシーベルト超2011年3月28日(月)「しんぶん赤旗」
東京電力は27日、東日本大震災で深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機のタービン建屋地下にあるたまり水の表面で26日測定した放射線量は1時間当たり1000ミリシーベルト以上だったと発表しました。今回の事故で引き上げられた作業員の被ばく限度250ミリシーベルトを15分足らずで上回ってしまう強さです。測定者は大量被ばくを防ぐため、途中で作業を中止し退避したといいます。
一方、1~4号機の放水口から南へ約330メートル離れたところで26日午後2時30分に採取した海水から法律に基づく濃度限度の1850・5倍に相当するヨウ素131が検出されました。25日午前8時に採取した海水からは1250・8倍のヨウ素131が検出されており、大幅に上昇しました。
ヨウ素131の半減期(量が半分になる期間)は8日ですが、1~3号機のタービン建屋地下のたまり水や周辺の海水から高濃度で検出されています。また、タービン建屋地下のたまり水からは原子炉内の核燃料が壊れたりしないと出てこないセリウム144のような放射性物質が検出されています。
このため、各号機のタービン建屋地下で見つかっている高濃度の放射能汚染水や、周辺の海水の汚染は、原子炉内で核燃料の損傷が進み、その結果、さまざまな放射性物質で汚染された原子炉の水がどこからか漏れ出しているのではないかと指摘されています。
2号機は14日から15日にかけて原子炉の水位が大幅に低下し、燃料棒が損傷。15日朝には爆発で原子炉を覆う格納容器の一部である圧力抑制室が一部破損した可能性が高いとみられています。
東電は27日午前、2号機のタービン建屋地下のたまり水に含まれている放射能の濃度は、通常運転の原子炉内の水の約1000万倍に上ると発表しました。半減期が約53分のヨウ素134の濃度が水1立方センチ当たり29億ベクレルあったとしていました。
しかし、夜9時になって、半減期が約77日のコバルト56とヨウ素134を取り違えたとして午前中の発表は誤りだったと説明。水1立方センチ当たりの放射能濃度は、通常運転中の原子炉の水の10万倍になると訂正しました。東電は再調査を進めています。
放射性物質に詳しい専門家は、「運転を停止しているのに半減期が約53分のヨウ素134の濃度が29億ベクレルとなったら、異常な事態だと考え、間違いである可能性も含め、その理由をいろいろ考えるはずなのに、検討もせず発表してしまうのはお粗末としかいいようがない」と批判しています。
この炉水の内訳は、
通常炉水の1万倍濃度=1号機地下のたまり水-2号機プール冷却開始へ・福島原発2011 年 5 月 30 日
福島第1原発事故で、東京電力は30日、1号機原子炉建屋地下で見つかったたまり水の分析結果をまとめ、放射能濃度が通常の原子炉水の約1万倍に達すると発表した。東電は原子炉圧力容器に注入した水が、圧力容器、格納容器から漏れて建屋地下にたまったとみている。
東電によると、1号機地下のたまり水の放射能濃度はヨウ素131が1立方センチ当たり3万ベクレル、セシウム134が同250万ベクレル、セシウム137が同290万ベクレルで、セシウムは通常運転時の原子炉の冷却水に含まれる放射能濃度の約1万倍だった。
1号機建屋地下では今月13日、東電社員が建屋内に入り、床から約4.2メートルの高さまで水がたまっているのを発見。雨やその後の注水の影響で水位が上昇しており、30日午後5時現在、約4.6メートルに達している。水量は約2700トンとみられる。
一方、東電は30日、2号機使用済み燃料プールの代替冷却装置の一部の試運転を開始。順調にいけば、31日にもプールの水を冷却しながら循環させる代替冷却が稼働する。
(2011/05/30-20:29)
Cs-137に注目します。
290万Bq/cm3 = 29億ベクレル/kg これが通常時の1万倍と言っているのですから、
29万Bq/kg のセシウムが炉水に含まれている?(これはウソですね。通常ではなく、運転許容範囲だと思われます)
今回見つかった汚染水(23億ベクレル/kg)と、汚染のオーダーがほぼ同じですから、2年前からこの場所に滞留している水だと思われます。雰囲気線量は、500mSv/hr程度はありそうです。
この海側の井戸からは、1億ベクレル/kgの汚染が見つかっています。
3号機のオペフロ(最上階)からは、
湯気発生の3号機5階 最大2170ミリシーベルト計測 福島第一2013年7月24日 朝刊
東京電力は二十三日、福島第一原発3号機の原子炉建屋五階で湯気が発生した場所の周辺で、最大毎時二一七〇ミリシーベルトを計測したと発表した。人が数時間もいれば確実に死亡する高い線量。3号機はこれまでも放射線量が高く、事故収束作業の足を引っ張ってきたが、あらためて汚染度のひどさが明らかになった。
3号機原子炉建屋五階では十八と二十三の両日、格納容器の上部と機器貯蔵プール境目付近で、湯気の発生が確認された。
東電は、クレーンで建屋上部から線量計をつるし、湯気の発生場所近くの二十五カ所で放射線量を計測。毎時一三七~二一七〇ミリシーベルトを計測した。湯気が出た直近の場所では五六二ミリシーベルトだった。
東電は、湯気の原因を、雨水が熱を持った格納容器のふたに触れて蒸発したとみているが、原子力規制委員会が詳細な調査を指示していた。
3号機ではこれまで、格納容器近くの床で毎時四七八〇ミリシーベルトを計測するなど現場の高線量が作業の障壁となっている。
水素爆発による建屋上部のがれきはほぼ片付けられたが、最上階の五階に近づくほど線量が高い状態。作業員は放射線を遮る重いタングステン板入りのベストを装備して作業に当たる。それでも一人が現場で作業できる時間はわずかしかない。
ここの線量は、実は以前に発表されています。(500mSv/hr)
東電がわざわざはかっているのですから、この下になにかあるのは東電自体も知っているわけ。そして、ここの線量が上がってきた(と言っても、4倍程度)と、あたかも今初めて知っているかのように話をする。
原子炉の下部では、メルトスルーどころか、メルトアウト
していると言うことですね。このメルトアウトした燃料が、ボーリングによって採取されているという情報もあります。
フクシマは、人間には処理しようのないレベルなのです。
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