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朝日新聞デジタル 7月23日(火)17時48分配信
【森本未紀】乳幼児を中心に手足口病の患者が急増している。国立感染症研究所によると、今年の患者報告数は計2万1927人。年35万人の大流行となった2011年に次ぐ勢いという。最新の1週間(8〜14日)では、小児科がある3千カ所の医療機関1カ所あたり7・01人。昨年同時期の10倍で、10週連続して増えている。
流行は西日本や首都圏を中心に広がっている。都道府県別では大分県で19・92人と最も多く、山口県17・15人、埼玉県13・90人、長崎県13・57人と続いた。東京都は10・97人、大阪府は7・16人、愛知県は5・54人だった。
手足口病は、夏から秋にかけて4歳以下の乳幼児に発症することが多く、大半は2歳以下。手足や口の中、背中などに2〜3ミリの水疱(すいほう)ができる。通常は、治療をしなくても3日から1週間程度で治る。まれに頭痛や嘔吐(おうと)の症状が出る髄膜炎になることがある。
感染の予防には、手洗いの徹底や、タオルを共有しないことが有効という。
朝日新聞社