大飯原発の審査再開へ 早期再稼働の可能性
朝日新聞デジタル 9月5日(木)12時42分配信
関西電力大飯原発3、4号機(福井県)について、原子力規制委員会は5日、原発の新規制基準に適合しているかの審査を再開することを決めた。大飯原発は規制基準に基づく予備的な確認作業をしており、比較的早い時期に再稼働する可能性が出てきた。
3、4号機は昨夏から全国で唯一稼働していたが、定期検査のため3号機が3日未明に停止。4号機も15日に止まる。関電は検査終了後、早期の再稼働を目指し、すでに規制委に審査を申請している。しかし、規制委は敷地内の断層調査の結果が出るまで審査を後回しにしていた。
規制委の専門家会合は2日、重要施設直下を走る断層について、耐震設計上考慮する活断層ではないとの見解で一致した。5日の規制委で、田中俊一委員長が「活動性のある断層ではないということなら、審査に入ったらどうか」と述べ、審査を再開することを決めた。来週にも審査を始める。
朝日新聞社
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