「風評被害」っていう言葉そのものは私大嫌いなんですね。 風評じゃないんです。
井戸川克隆氏8/23大竹まことのゴールデンラジオ
室井:私なんかその、テレビで、まだ被ばくとか、体内被曝とかをあんまり人が言っていない時に、
「食べ物とかっていうのを気をつけた方がいいんじゃないか」って発言した時に、
地元に住んでいる人たちから「風評被害を広めるな」っていう一番クレームが多かったんですね。
井戸川:風評被害」っていう言葉そのものは私大嫌いなんですね。
風評じゃないんです。
私たちは実害なんですね。
ところが、県を代表する人もよく使うんですけれどもね、
今回の事故で二つ言葉の間違いがあるんですよね。
ひとつは「風評被害」ですね。
これは辞書を引いてもらっても分かりますけれども、
「あり得ないことを言いふらすこと」が風評被害ですから実害なんですね。
それをやっぱり、地位のある方が「風評被害」という言葉を連発すること自体が、
これはもう、ひどい話ですよね。
なんていうんでしょうかね、
言葉が持つ意味というのをもっと、意味というのを考えていかないといけないと思いますよ。
「何を言っても良い」んじゃなくて、ですね。
室井:でもすごくびっくりじゃないですか。あの、思い出してきた、私も。
福島の子どもたち、事故後に産地のものを食べさせるって、給食で。
やってたから、私はそれは、安全策をとって、
「外から受ける放射線量が多いわけだから、食べ物とかは給食とかに地産地消で使わない方がいい」
って発言したら、
福島の人達に、「余計なこと言うな」って言われたんですよね、
私は息子が1年間だけ福島のいわきの幼稚園に入っていまして、
結構思い出があったし、パッ!と思いだす息子の同級生の顔とかも浮かんできて、
だからすごく私は一人でそういうふうに先に言うのは怖かったけれど、
わざと生放送で言ったんですけど、
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