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ロイター 1月15日(水)12時0分配信
[ニューヨーク 14日 ロイター] -国際非政府組織(NGO)オックスファムが14日発表した「健康な食事」に関する最新の世界ランキングでは、最も栄養価が高く、豊かで健康的な食事を取っている国はオランダとなった。日本は21位となっている。
オックスファムは世界125カ国を対象に、食料の供給体制や品質や価格、食事の健康、低体重児の比率、食物多様性、清潔な水へのアクセス、肥満や糖尿病といった食事がもたらす健康への悪影響などの観点から、各国の食事情を指数化してランク付けを行った。
ランキングをまとめたシニアリサーチャーのデボラ・ハードゥーン氏は「オランダは、国民が十分に食べていける良い市場を作り上げた。(食品の)価格は比較的低く安定し、国民が取っている食の種類はバランスが取れている」と述べた。
2位はフランスとスイス。その下の4位グループにオーストリア、ベルギー、デンマーク、スウェーデンが入るなど、上位は欧州勢がほぼ独占している。8位グループもアイルランド、イタリア、ポルトガル、ルクセンブルクと続き、欧州以外からはオーストラリアが食い込んだ。
日本は米国と並び21位。米国は肥満や糖尿病が多いことがマイナス要因となり、日本は食品の相対価格が高いことが足を引っ張った。
ワースト1位はチャドで、このほかエチオピアやアンゴラなど、アフリカ諸国がランキングの下位を占めている。