視力失ったピアニストが演奏
視力を失いながら、国際的に活躍しているピアニストの梯剛之さんが10日下関市を訪れ、地元の子どもたちを招いてコンサートを行いました。
梯剛之さんは、生後1か月の時に視力を失いながらもその後、ウィーンで音楽を学んでピアニストとして国際的に活躍しています。
梯さんは10日、下関市の豊浦町川棚で地元の小学校の児童およそ230人を招いてコンサートを行い、ショパンの「ノクターン第2番」や練習曲の「別れの曲」など10曲ほどを披露しました。
子どもたちは、梯さんが目が見えなくても軽やかな手さばきで、そして時には力強く演奏する様子に目を奪われながら、その音色に耳を傾けていました。
6年生の女の子は「梯さんの手の動きが速くてすごかった。本当にすばらしい人が来て演奏してくれたのでうれしかったです」と話していました。
梯さんは「子どもたちが身を乗り出して心から演奏を聴いてくれているのが伝わってきた」と話していました。
梯さんは、来月9日にも、下関市でピアノリサイタルを行い、地元の高校の生徒たちと共演することになっています。
02月10日 19時18分
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