「悪魔 vs キリスト教」の戦いが世界中でエスカレートしている
盗まれるローマ法王の「血」、殺される平和のハト、イエス像を打ち砕く落雷、そして、十戒碑の目前に建立されるサタン像
▲ 2014年1月27日のイタリアのメディア La Stampa より。
上の報道は最近のイタリアの多くのメディアで報じられているもので、第 264代のローマ法王ヨハネ・パウロ2世の遺物として保管されていた「法王の血が入っている瓶」が何者かによって盗難されるという事件が起きました。その瓶は上の写真のものです。
盗難された 1月 25日が「悪魔崇拝主義(サタニズム)での新年」にあたることや、また、 2月 1日というのは「ホロコーストに関してのメモリアルデイ」なのだそうで、毎年、サタニズムの人々はこの日に合わせて、様々な行事をとりおこなうそうです。
そのようなことがあり、
・盗難された日と悪魔崇拝主義者たちの記念日がリンクしていること
・血の瓶と十字架は盗まれたのに、金品のたぐいは一切盗難されなかった
などから、イタリア警察は、これがサタニズムと関係した盗難事件であることを否定できないという見解を示したという報道でした。もしかすると「何らかの悪魔的な儀式に、法王ヨハネ・パウロ2世の血が使われるかもしれない」ということは、敬虔なクリスチャンには耐えられないことのようです。
▲ ヨハネ・パウロ2世(教皇在位:1978 - 2005年)。列聖と呼ばれるキリスト教での「聖人」としての地位が死後 9年 25日目に確定しています。
上のヨハネ・パウロ2世は「白い鳩」と共に写っています。最近、この「法王と鳩」に関しての出来事がありました。現法王のフランシスコ教皇に関しての出来事です。
平和のハトは旅立てなかった
つい先日の 1月 27日、フランシスコ法王が子どもたちと共に、「平和の白い鳩」を聖ピエトロ大聖堂の窓から放ちました。
「世界に平和が訪れますように。神のご加護がありますように」と。
▲ 2014年1月27日の National Geographic より。
そして、その直後に起きた出来事が、西欧のほとんどの報道メディアで大きく報道されることになりました。
▲ 米国 CTV より。
上は襲撃された瞬間の様子ですが、その後は下のように平和のハトはカラスの「エサ」となってしまいました。
通常では、カラスが生きた鳩を襲って餌食にするというようなことはあまりないと思われるわけで、どうして「このようなことがこの大事な場でおきたのか」ということが、現在、動物学者などからのコメントが求められたりもしているようです。
これらは、盗難が「人によるもの」で、ハトは「動物によるもの」ということになりますが、昨年から今年にかけて、自然界からの教会への攻撃もそこそこ続いている感じがあります。
ちなみに、これは前法王のベネディクト16世が退任した直後から特に激しくなりました。
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