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鳥取市出身の日本画家、菅楯彦の没後50年にあわせた作品の展覧会が、22日から鳥取市で開かれています。
この展覧会は、鳥取市の県立博物館で22日から開かれているもので、鳥取市出身の日本画家菅楯彦の作品や関係資料など約250点が展示されています。
このうち、大正時代の初期の作品とみられるびょうぶは、横の長さが7メートル以上もあるもので、平安時代の宮中遊びの様子が色鮮やかに描かれ、風雅な伝統に対する強い思いが感じられるということです。
また「きつねのよめいり」と呼ばれる作品は、夜更けにきつねの行列が歩いている様子が墨の濃淡を使って描かれているのが特徴で、見る人が楽しめる作品になっているということです。
このほか、交遊があった谷崎潤一郎との手紙も展示されていて、訪れた人たちが、菅楯彦独特の作品の世界を感じていました。
県立博物館の林野雅人主任学芸員は、「線描の美しさや色彩のきらびやかさなど、菅楯彦の多彩な表現を見てほしい」と話していました。
この展覧会は、鳥取市の県立博物館で一部の展示替えを挟んで、ことし4月6日まで開かれています。
02月22日 13時05分