石内都さんにハッセルブラッド国際写真賞 日本人3人目
2014年3月6日21時23分
偉大な業績を上げた写真家に贈られる今年のハッセルブラッド国際写真賞に写真家の石内都さん(66)が選ばれ、6日、東京都内のスウェーデン大使公邸で授賞式があった。日本人の受賞者は故・濱谷浩氏、杉本博司氏に次いで3人目。賞金は100万スウェーデンクローナ(約1600万円)。
石内さんは、思春期を過ごした神奈川県横須賀市の街を、強い陰影でとらえた写真で本格デビュー。人の体の傷痕や、広島で被爆した衣服を撮った作品で知られる。授賞式で石内さんは、「35年間、個人的な写真を撮ってきたが、間違っていなかったんだなと改めて思いました。日本の女性の写真家としては初めていただきます。次の世代、とくに女性にエールを送りたい」と話した。
ハッセルブラッド社は同国の写真メーカーで、同賞は1980年に始まった。これまで、アンセル・アダムス、セバスチャン・サルガド、ロバート・フランクらが受賞している。
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