平家一門追悼祭
源氏と平家の最後の合戦、「壇ノ浦の戦」で敗れた平家一門の霊を慰める追悼祭が山口県下関市で行われました。
追悼祭は、今から800年余り前の「壇ノ浦の戦」で幼い命を落とした安徳天皇をまつる下関市の赤間神宮で行われ、全国各地から集まった平家の子孫などおよそ20人が参加しました。
神事では神職が祝詞を読み上げたあと参列者が玉串をささげて非業の死を遂げた先祖の霊を慰めました。
また神事の合間には琵琶の弾き語りが行われ、平清盛の妻の二位の尼に抱かれた安徳天皇が壇ノ浦の海に身を投じて命を落とす様子が歌われました。
平家一門の子孫などで作る「全国平家会」の野崎浩会長代行は、「来年は壇ノ浦の戦から830年の節目になるので、平家の文化を残すためこれから一族で話し合いたい」と話していました。
あすは安徳天皇をしのぶ「先帝祭」が行われ、女性たちが華やかな衣装を身にまとって市の中心部を練り歩く「上臈道中」が披露されます。
05月02日 18時43分
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。