井伊家伝来の舞楽装束展
彦根藩主・井伊家に伝わる「舞楽」の華麗な衣装や道具を紹介する企画展が彦根城博物館で開かれています。
「舞楽」は中国や朝鮮半島などからもたらされた音楽にあわせて舞う伝統芸能です。
彦根城博物館には、彦根藩主の井伊家に伝わる装束や舞楽面などおよそ40点が展示されています。
このうち、「迦陵頻羽根」と呼ばれる羽根の形をした装束は、極楽浄土を舞う鳥を子どもが演じるときに用いられ、赤や緑など色鮮やかな装飾が施されています。
また、「陵王」という舞楽面は、大きく見開いた目など激しい表情が特徴的です。
このほか、舞楽で使われたきらびやかな装束や鼓や太刀などの道具も展示されています。
彦根城博物館の茨木恵美学芸員は「ほとんどの資料は初めて展示するものです。ふだん目にできないような武家の雅びな世界をご覧ください」と話していました。
この展示会は6月17日まで開かれています。
05月30日 19時52分
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