古時計の展示会
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今月10日の「時の記念日」に合わせて、やぐら時計や日時計、それに柱時計など江戸時代以降のさまざまな時計を紹介する展示会が下関市で開かれています。
この展示会は時計機能の付いた携帯電話が普及して時計を見る機会が少なくなった子どもたちに昔の時計の仕組みを知ってもらおうと下関市の忌宮神社が開きました。
会場には市内の収集家が集めた珍しい時計や各家庭で大切に受け継がれてきた古い柱時計など50点あまりが展示されています。
このうち江戸時代後期のものとみられる「やぐら時計」は、高さ90センチあまりの木製の箱の中につり下げられた分銅の重みで歯車を動かし、1時間ごとに時を告げています。
また、縦5センチ、横2.5センチの「日時計」は江戸時代の女性が持ち歩いていたもので、磁石で方位を合わせたあと針の影で時刻を見る仕組みになっています。
会場にはこのほか、彫刻が施された大きな柱時計や各家庭で大切に受け継がれてきた腕時計や懐中時計なども展示されています。
この展示会は今月11日まで下関市長府宮の内町にある忌宮神社の宝物館で開かれています。
06月04日 15時06分
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