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*言靈③「おかげさまで」
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お知り合いを太陽の心と見立て「こんにちさん」と言うと、お相手の返事が、「はい!お陰さまで」と返ってくる。貴方のお蔭で元なる氣で居られます。病氣もなく元氣なのは貴方様のお蔭ですと、返って來るのです。
お蔭さまというのは、眼では見えない対象、靈止(ひと)の心や、大地の重力や、月の干滿、そして土壤を豐にする土壌菌もそうですね。昔の靈止(ひと)は、眼で見えるものよりも、見えない波動、「陰」を大事にしていたのです(^_^)
(出典)鈴木 俊輔著『ことだまの科學』
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*毎日使えば、元氣になる「日常十心」
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①ありがとう(感謝の心)
②はぁい(素直な心)
③ごめんね(反省の心)
④よかったね(祝福の心)
⑤おはよう(明るい心)
⑥こんにちは(まるい太陽の心)
⑦よろしくね(信賴の心)
⑧お陰さまで(謙虚な心)
⑨さあよろう(前進の心)
⑩げんきでね(友神意(あい)の心)
使えば使うほど、天からの生命のエネルギーが降り注いでまいります。特に子どもたちには必ず使わせたいですね(^_^)
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*毎日を元氣にする言靈
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▼寝る時:今日はよかった!ありがとう!
▼目覚めた時:よく寝た!今日はいい事があるぞ!
▼食事の時:美味しそう、美味しい!美味しかった!
▼困難な時:できそうだ!できる!できた!!
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*目で見える行動と目で見えない意識という両界をつなぐのが言靈
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わたしたちの脳の意識をまとめているのは「言靈」です。もし言靈がなければ、脳内の思考はまとまらず、「わたし」とか「どこへ」すら定かではなく、一切は混沌となります。「好き」も「嫌い」も「海」も「山」も分別できず、意識はただ無自覚に虚空に漂うしかなくなります。
弘法大師・空海は「身(しん)・口(くう)・意(い)」という三位一體の敎えを後世に残されました。「身」つまり行為、「意」つまり心であり動機・意志の二者を繋ぐのが、「口」・言靈と言えます。同時にそれは見える世界の「肉體世界」と、見えない世界の「精神世界」をつなぐ橋渡しが、「言靈」であるということです。「神意(あい)しているよ」の言靈も、「ありがとうございます」の言靈も、それを放つことで、意志も定まり、神意(あい)の目標に向かって力强く前進することができます。神道では毎朝、祝詞(のりと)をあげますし、佛敎ではお經を讀みます。その發聲(はっせい)、つまり心魂からの響きである「言靈」が大事なのです。
創世記にいう「はじめにコトバあり、コトバは光なり、光は神なり・・・・」このメッセージを素直に、受け取るべきではないでしょうか。ここでいうコトハとは創造神の属性をもつ、純正にして、神意(あい)あり、全調和のとれた言靈波動です。その純正なエネルギー波動が、宇宙の進化になくてはならない基本的なエッセンスとなっているのだと思います。
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*宇宙の根本原理はことば
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インドの哲学書ブラーフマナ文献や最古のウパニシャッドでは、宇宙の根本原理ブラフマンというのは、「もの」ではなく「ことば」(眞實語)と記されています。また、ヴェーダ聖典のことばは、「マントラ」とも呼ばれることがあります。「マントラ」は密教の呪文を表すことばとしても用いられ、漢訳では「眞語」とされます。
また、キリスト敎の「新約聖書」のうち、「ヨハネによる福音書」の冒頭には、「初めに言(ことば)があった。言(ことば)は神と共にあった。言(ことば)は神であった。この言(ことば)は初めに神と共にあった。萬物は言(ことば)によって成った。成ったもので、言(ことば)によらないものは何一つなかった」とあります。
プラトンの哲學でも、概念・ことばの世界こそがイデアであり、わたしたちが現實(じつ)世界であると思っている感覚世界は、イデアの影に他ならないとプラトンは主張するのですから、(眞實の)ことばが世界を創ったという考えと距離はほとんどないといってよいでしょう。
さらに、わが國の「忌みことば」のことを考えればわかりやすいのではないでしょうか。たとえば、結婚式では「別れる」「切れる」ということばは使ってはいけないとか、受験生の前で「落ちる」「滑る」は禁句だと言われています。世界中の多くの民族はそうした「忌みことば」という考えを持っています。
(参考文献)鈴木 俊輔 「ことだまの科学」 人生に役立つ言靈現象論
數靈、言靈、色靈、形靈 出揃いて
汝が身に 流るる 音靈のせれば
光透波(ことば)となりて 天音(あまね)く 照らす
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