2012年4月1日より、新基準となりました。
【放射性ヨウ素の暫定基準値の指標】 甲状腺(等価)線量50mSv/年を基礎として、飲料水・牛乳・乳製品及び野菜類(根菜、芋類を除く。)の3つの食品カテゴリーについての指標です。 基準値は、チェルノブイリのように1回のイベントで汚染された食品をその後摂取し続けた場合の値です。 半減期に応じて汚染がどんどん減り続けることが前提なので、継続的な放射性物質の排出があるような場合には当てはまりません。 福島の事故は、現在でも4基の原発から放射性物質の排出が続いています。 排出量は爆発時よりは減ってきてはいますが、このまま摂取し続けていいものか疑問です。 【放射性セシウムの暫定基準値の指標】 指標値(目標値)を実効線量5mSv/年として暫定基準値を設定しています。 EUでは4月12日以降、日本から輸入される食品には日本の暫定規制値に合わせて基準値を引き下げました。 <放射性ヨウ素>は乳幼児食品100、乳製品300、その他食品2000 <放射性セシウム>は乳幼児用食品200、乳製品200、その他食品500 となっています。 EUとコーディクスは、輸入食品の基準値です。 輸入食品の基準値は、国内の食品は汚染されていないとして決められています。 全食品に対する輸入品の割合は10分の1なので、人体に影響する割合も10分の1ということで、基準値は10倍になっています。 参考: 国の暫定基準値は本当に高いのか?を考えてみた(食物編) たべものの基準値の「ベラルーシ(子供)」は、ベビーフードなどの「子供がそのまま摂取する食品」の基準値です。 参考: チェルノブイリ原発事故:何が起きたのか (京都大学、今中哲二教授) |
2012年4月より、新基準に変わりましたが、一定の範囲で経過措置期間が設定されています。 (参照) http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/eisei/safety_food/page00199.html#midashi31 |
第40回環境放射能調査研究 成果論文抄録集(PDF)より
農水省作成の諸外国・地域が日本からの食品を規制処置している一覧です。 諸外国・地域の規制処置の一覧 (世界が拒否する日本の食品) |
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