生き生きとした筆遣い 前橋で「金澤翔子 詩と書の世界」
2014.9.9 02:20
全国で精力的に作品展を開いているダウン症の女流書家、金沢翔子さんの作品展「金澤翔子 詩と書の世界」が、前橋市千代田町の前橋文学館で開かれ、来館者が力強い作品に見入っている。28日まで。
金沢さんは昭和60年、東京都目黒区に生まれ、5才から書家の母親に師事して書道を始め、平成24年のNHK大河ドラマ「平清盛」の題字を揮毫(きごう)した。
今回は、著名な詩文や文学作品の題名を表現した書を集め、萩原朔太郎の「月に吠(ほ)える」(題名)や宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の全文など54点が展示されている。
安中市松井田から訪れた飯塚恭子さん(60)は「生き生きとして力強い筆遣いの書ですね。見ていると励まされる気がします」と話した。
観覧無料。午前9時半~午後5時(金曜は8時)。水曜休館。
問い合わせは同館(電)027・235・8011。
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