大塚 浩一 〜 無添加食品を広めよう
ワインの裏をよく見ると、頭痛の元になる亜硫酸塩の他に「ソルビン酸(保存料)」または「ソルビン酸K(カリウム)」と書いてあるのがあります。それが書いてあったら、インチキワインの可能性大です。
ソルビン酸は、劣悪な環境で作られたワインが、雑菌により腐敗したり糖分が再発酵を起こしたりするのを防ぐために使われます。まともなワインには決して入れません。ビン詰め段階でのみ入れられるもので、大量生産のワインにもよく見られます。
亜硫酸塩で十分保存性があるにもかかわらず、さらにソルビン酸を入れるということは、それなりの理由があるからです。最初は使っていなかったのに、有名になり売れるようになると、大量に生産するために、質の悪いワインを混ぜて量を増やし、ソルビン酸を入れて腐らないようにごまかします。味も当然悪くなります。
ソルビン酸は、毒性としては亜硫酸塩と同程度のものですが、これの怖いところは、他の添加物と一緒に食べると、強い発ガン性物質に変わるという点です。とくに、ハムや練り物製品などに使われる発色剤「亜硝酸塩(ワインの亜硫酸塩とは違います)」と一緒に摂ると、最強の発ガン物質となります。
ソルビン酸は非常に多くの食品に使われていますので、注意が必要です。亜硝酸塩入りのハムをつまみに、ソルビン酸入りのワインを一杯・・・なんてやっていると、あとあととんでもないことになるかもしれません。
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