日本、「状況によっては北朝鮮に軍事攻撃を行う」
日本の中谷防衛大臣が、集団的自衛権を行使し、状況によっては北朝鮮のミサイル基地を攻撃することが可能だと語りました。
ロイター通信によりますと、中谷大臣は19日火曜、異例の表明として、北朝鮮がアメリカをミサイル攻撃した場合、日本は北朝鮮を攻撃することが可能だと述べています。
日本の報道各社が、中谷大臣の話として報じたところによりますと、このミサイル攻撃は大惨事になると思われる為、その結果を考慮し、日本は北朝鮮に対するあらゆる軍事作戦に入る用意があるということです。
日本政府は最近、戦後初めて日本の自衛隊を国外での戦闘に派遣する許可を与える法案を可決しました。
中国と韓国はこれ以前に、日本の自衛隊が近い将来、海外での戦闘行為に参加できるようになることについて警告を発しており、日本に対し、性急な決定により地域の平和と安全を危機に陥れないよう警告しています。
これ以前に、世界で物議を醸した日本とアメリカの軍事関係の拡大に注目し、この表明は中国や韓国を初めとする各国の懸念を引き起こしています。
両国は日本に対し、地域の不安定を誘う行動に注意するよう求めました。
国連のパン事務総長も19日、韓国・ソウルで「日本は、適切な措置により近隣諸国との関係改善を追求すべきだ」と警告しています。
韓国の英字新聞コリア・タイムズも19日、日本を批判し、「日本は、北朝鮮に関する問題について韓国やアメリカと連携すべきであり、利己的な行動をとったり、無断で北朝鮮に対する措置を講じることはできない」と報じました。
日本は、北朝鮮とは正式な国交がなく、今年の3月には、北朝鮮に対する制裁をさらに2年延長することを発表しています。
中谷防衛大臣の発言は、憲法無視の許されないものです。安倍政権は軍事優先の日本をめざしているので、これに反対している国民は多数派です。だから、今国会に上程された「戦争法案」を国民世論の力で撤回、廃案にする必要があります。
ところで、上記本文中に事実誤認があります。9行目です。
「日本政府は最近、戦後初めて日本の自衛隊を国外での戦闘に派遣する許可を与える法案を可決しました。」は間違いで、
「日本政府は最近、戦後初めて日本の自衛隊を国外での戦闘に派遣する許可を与える法案を国会に上程しました。」が正しいです。速やかな訂正が必要です。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。