浜辺の海藻を腐敗させるな!
乳酸菌大量培養装置を↓2日で完成させた日本人
- 済州島の海岸や浜辺には,海から押し寄せてきた海藻(アオサ)が大量に蓄積している.
- その堆積した海藻が腐り始めると悪臭が出る.
- 悪臭公害は,済州島観光の大きな悩みだ.
- だから,悪臭は何としても止めねばならない.
- 悪臭は腐敗が原因だ.腐敗は乳酸発酵でピタリと止まる.
- ただし済州島は海岸線が長い.大量の乳酸菌が必要だ.
- 乳酸菌の大量培養装置=グルンバシステムの出番だ.
- これすなわち,日本人の出番でもある.
ワシは,じつは,今回の済州島での工事は見ているだけだった.
今まで数多くのグルンバ装置をつくってきた志布志の3名の精鋭が,「まかせてくれ!」 と言ってくれたからだ.
今まで数多くのグルンバ装置をつくってきた志布志の3名の精鋭が,「まかせてくれ!」 と言ってくれたからだ.
3名の日本人と韓国人たちが協力しあって,材料の手配から配管や電気配線の工事を進めていく様を,長老のワシは黙って見ていた.
(国籍や人種に関係なく) 『友情』という同志感情は,じつは,労働の現場や共同作業をする過程で生まれる.
「馬には乗ってみよ,人には添うてみよ」 ←この格言は,何事も経験してみなくては本当のところは分からないのだから,やりもしないで批判したり評価したりするべきではない,という意味だ.
We understand things through experience.
我々は経験によって理解する,ということだ.
しかし我々日本人の大半は,観光ツアーで隣国に行っても,じかに交流したという経験がない.
だからして,80%以上の日本人がもつ反韓・嫌中感情は,経験の裏付けがない観念的な感情でしかない.
「知は力なり!」 であるが,実体験も強力である.人は,現場での実体験がなければ,何事も見えてこないからだ.
現場での実体験を通してしか人は学べない.現場を踏まない机上の空論は,空想論,あるいは憶測でしかない.
志布志のワシの仲間たちは,今回,済州島の現場での実体験をとおして,韓国人の心のやさしさと誠意を思い知ったはずだ.
日本人の緻密さ…,たかが配管工事でも,正確に,丁寧に,心をこめて塩ビ管をつないでいく作業には韓国人も尊敬の念をもって見ていた.
この日本人独特の緻密さと,丁寧さと,現場を汚さない清潔好きは,中国でも大歓迎されるだろう.
ワシは明日,大勢の仲間が待っている中国に飛ぶ.飯山 一郎(70)
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