第二次世界大戦は人類にとって未曾有の災厄で、日本は原爆を2発落とされ、うち続いた大量虐殺(戦時にも許されない非戦闘員の大量爆撃死)を経験しました。ヨーロッパではドイツもほぼ同じ打撃を受けたのです。
しかし、第二次世界大戦が終わって暫く経つと、日本とドイツの復興がめざましく、戦争が終わって30年もたった1970年代には世界は、日本、ドイツ、アメリカを中心として動くようにまでなったのです。
戦勝国だったイギリスは衰退し、同じく勝ち組のフランス、オランダ、スペイン、ポルトガルなどの「持てる国(植民地を持った強国)」は衰退しました。
勝つためには命をも投げ出す戦争なのに、負けた方が繁栄するのですから、この世はおもしろいものです。戦争中に「戦争は負けた方が子供たちのためになるから、負けよう」などと言ったら気が違っていると思われるでしょう。私たちの知能も大したことはありません。
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