原子炉はウランの核分裂を利用したもっとも複雑な瞬間湯沸器にすぎない。
だからこそ火力発電所よりはるかに危険で高価だといことがバレるまでに、そして原発爆発で失われた発電量は東電の全発電量のわずか3%であったことが市民にバレるまでに、3回も爆発しなければならなかった。
さて半減期を待たずして4回目の爆発は起こるのだろうか。
原発を所有する電力会社が、原子力専門家の承認を得ていない行為を、
自分だけの判断でなし得るという事実そのものが、そして原子力規制委員会の職員が原子力を推進してきた経済産業省や文部科学省からも採用されること自体が公正な人選方法を最初から除外している事実そのものが、原発企業と原子力専門家の関係における決定的な欠陥なのである。
あの事故はまだ分析されていないばかりかまだ教訓さえ生まれていない間に4回目の爆破の用意を開始したことは誰も疑わない。
過剰な瞬間湯沸器はついに権力の象徴にはなり得なかったばかりか史上最大級のメンテナンスを必要とする黒い鉄の瞬間湯沸器なのだ。 犬のしっぽから
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