無理をすれば、相手と強い信頼関係ができ上がる。それが望ましい大きな結果を生む。
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原子炉はウランの核分裂を利用したもっとも複雑な瞬間湯沸器にすぎない。
だからこそ火力発電所よりはるかに危険で高価だといことがバレるまでに、そして原発爆発で失われた発電量は東電の全発電量のわずか3%であったことが市民にバレるまでに、3回も爆発しなければならなかった。
さて半減期を待たずして4回目の爆発は起こるのだろうか。
原発を所有する電力会社が、原子力専門家の承認を得ていない行為を、
自分だけの判断でなし得るという事実そのものが、そして原子力規制委員会の職員が原子力を推進してきた経済産業省や文部科学省からも採用されること自体が公正な人選方法を最初から除外している事実そのものが、原発企業と原子力専門家の関係における決定的な欠陥なのである。
あの事故はまだ分析されていないばかりかまだ教訓さえ生まれていない間に4回目の爆破の用意を開始したことは誰も疑わない。
過剰な瞬間湯沸器はついに権力の象徴にはなり得なかったばかりか史上最大級のメンテナンスを必要とする黒い鉄の瞬間湯沸器なのだ。 犬のしっぽから
エンジニア(engineer)とはin-(中に)+gignere(生じさせる、産む)でありエンジニアの内部に技術の起源(origin)を生じさせる人間のことである。
言い換えれば、技術の在り方を物質に変換できる人間のことである。
この70年間、世界中の原発エンジニアたちがこぞって原子核を破壊しても本来の安定した元素は生じなかった。
同時に彼らは半減期よりも早く安定した元素には変換できないという
無惨な現実に直面した。
本来のバイオスフィアには存在しなかったがバイオスフィア内で始まった70年前から開始された幾千の核分裂(正しくは人間による元素の破壊作業)によって生成された新たな元素類は宇宙の元素周期律をけっして破壊しなかったが原子炉の内外部でそれらを安定させるエンジニアリングをついに完成できなかった。
物質をエネルギーに変換する過程で生じる種々の放射性物質を安定化するエンジニアリングは21世紀でも未完成だ。犬のしっぽから