宇宙で地球の倍の大きさのダイヤモンド発見
天文学者らは、地球の倍の大きさの惑星で、Cancri55e(かに座55番星e)と名付けられた星の調査を行った。この星は、かに座にある太陽のような恒星の周りを回る岩石状の惑星で、何と星自体が巨大なダイヤモンドだという。地球から40万光年離れた、この惑星を見つけたのは、アメリカとフランスの研究調査グループで、彼らによれば、星の半径は地球の2倍、質量は地球の8倍もある。又これまでに知られているダイヤモンド星は地球に比べ、はるかに密度が高いが、この星は地球並みである可能性がある。ただ星の表面の温度は、摂氏1648度という恐るべき高さに達している。 なお興味深い事に、惑星の表面は水や花崗岩ではなく、黒鉛やダイヤモンドで覆われている。ダイヤモンドでできた惑星の存在は、これまでも天文学者の間で知られていたが、太陽のような恒星の周りを回るそうした惑星が見つかり、詳細に研究されたのは今回が初めてだ。 プリンストン大学のダヴィド・スパーゲル博士は「『かに座55e』は豊かなダイヤモンドからなるスーパー地球ともいうべき惑星だ。近隣の恒星の周りを回る惑星について学者らは、ようやく研究を始めたばかりであり、この星は人類にとって発見の宝庫になるだろう」と指摘している。 Newsru.com |
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