個展:大河ドラマ題字・金澤翔子さん、太宰にちなんだ新作初公開 五所川原「斜陽館」で、あすまで /青森
毎日新聞 4月19日(金)11時23分配信
NHK大河ドラマ「平清盛」の題字などを手がけた若手女性書家・金澤翔子さん(27)=東京都=の個展が五所川原市金木町の太宰治記念館「斜陽館」で開かれている。20日まで。
ダウン症の金澤さんは書家の母・泰子さん(69)に師事し、5歳から書道を始めた。代表作「風神雷神」は京都・建仁寺に奉納されている。
泰子さんが題材とする言葉を提案し、翔子さんはその言葉について詳しく説明を受けた後、制作に取り組む。力強く、迫力ある筆遣いが作品の特徴だ。
今回の個展では約55点を展示。太宰にちなんで「人間失格」「走れメロス」「斜陽」などの作品を新たに書き下ろした。
金澤さんが気に入っている作品「生き抜く」も初公開されている。
15日には金澤さんも会場を訪れ、「みんなが見に来てくれるのがとてもうれしい。(作品を通して)ハッピーと感動と元気を分けてあげたい」と話していた。観覧には同記念館の入場料(一般500円)が必要。【伊藤奈々恵】
4月19日朝刊
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