MOX燃料、福井の高浜原発に到着 震災後初の国内搬入
朝日新聞デジタル 6月27日(木)6時42分配信
【川田俊男、根津弥】原発の使用済み核燃料を再処理して作られたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を載せた輸送船が27日、フランスから関西電力高浜原発(福井県高浜町)に到着した。国内への輸送は東京電力福島第一原発事故後初めて。関電は、原子力規制委員会から再稼働が認められれば、MOX燃料を使うプルサーマル発電を再開する方針だ。
【写真】原発の使用済み燃料を再処理したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を積んで、関西電力高浜原発に向かう輸送船=27日午前6時22分、福井県高浜町、本社機から、仙波理撮影
輸送船は27日午前7時ごろ、原発敷地内にある専用港に接岸した。長さ約6・2メートル、重さ約100トンの金属製容器に入ったMOX燃料は、クレーンで陸揚げされ、トレーラーで燃料を貯蔵する建屋に運ばれる。
関電によると、今回のMOX燃料は3号機用。関電の使用済み核燃料から取り出したプルトニウムなどを原料に、仏工場に製造を依頼した。完成した燃料集合体20体のうち何体運び込んだかは、搬入作業終了後に公表する。
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