バット職人も喜びの声
大リーグ、ヤンキースのイチロー選手が、日米通算4000本安打を達成したことを受けて岐阜県養老町のバット工場で、イチロー選手のバットを作り続けてきた職人たちは「世界でも2人しか達成していないような記録の瞬間に恵まれてうれしい」などと話して、大記録の達成を喜びました。
イチロー選手は21日にニューヨークで行われたブルージェイズとの試合に2番ライトで先発出場して1回の最初の打席にレフト前ヒットを放ち、日米通算4000本安打を達成しました。
イチロー選手のバットは岐阜県養老町にあるスポーツ用品メーカーのバット工場で作られていて、職人の久保田五十一さんと名和民夫さんの2人は記録達成の瞬間を工場の中のテレビで見たということです。
イチロー選手のバットを3年前までの18年間にわたっておよそ2000本作り続けてきた久保田さんは、「長い間バットを削る世界に籍を置いてきて、世界でも2人しか達成していないような記録の瞬間に恵まれて非常にうれしい」と話しています。
また、久保田さんの後継者として4年前からイチロー選手のバットを作っている名和さんは、「記録の少しの部分でもお手伝いできて嬉しいです。改めてイチロー選手のバットを作っていく決意をしました」と話していました。
08月22日 19時31分
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