「北米西海岸で放射能の濃度が高くなる」-ハワイ大学・国際海洋研究センター
ハワイ大学の国際太平洋研究センターは、日本から流れてきた残骸が、どのように分散していくかを示すグラフィックを作成しました。(下)
北米西海岸沿岸で、放射能の濃度が濃くなっていくことがわかります。
ハワイ大学の国際太平洋研究センターは、日本から流れてきた残骸が、どのように分散していくかを示すグラフィックを作成しました。(下)
北米西海岸沿岸で、放射能の濃度が濃くなっていくことがわかります。
ドイツのキール海洋研究所のシミュレーションでも同様の結果が得られていますが、より具体的なのは、西海岸、特にバハカリフォルニアで日本の10倍の濃度になる、と結論付けたことです。
「最終的に放射能の濃度は日本の10倍以上」-NOAAとGEOMARの共通見解
昨年、海洋大気局(NOAA)の太平洋海洋環境研究所の科学者、そして、GEOMAR海の地球科学研究センター(GEOMAR Research Center for Marine Geosciences :ドイツのキール海洋研究所のこと)の3人の科学者が、北米西海岸の放射線量は、最終的に日本よりも10倍高くなるという見解を示しています。(以下)
10年後には、放射能が太平洋全域に、ほぼ均等に広がります。
特に北米海岸沿いは濃度が高く、バハカリフォルニア沖合いが最大で、2011年4月のもっとも濃度の高かった福島第一原発のすぐ前の海の10000分の1の濃度になる、というシミュレーション結果が得られています。(下)
ただし、これはセシウム137だけを対象としたもので、セシウム134やストロンチウム90、トリチウムなど、他の核種は考慮されていません。
このキール研究所のシミュレーションは、2012年7月に公表されたもの。(画像クリック)
昨年、海洋大気局(NOAA)の太平洋海洋環境研究所の科学者、そして、GEOMAR海の地球科学研究センター(GEOMAR Research Center for Marine Geosciences :ドイツのキール海洋研究所のこと)の3人の科学者が、北米西海岸の放射線量は、最終的に日本よりも10倍高くなるという見解を示しています。(以下)
10年後には、放射能が太平洋全域に、ほぼ均等に広がります。
特に北米海岸沿いは濃度が高く、バハカリフォルニア沖合いが最大で、2011年4月のもっとも濃度の高かった福島第一原発のすぐ前の海の10000分の1の濃度になる、というシミュレーション結果が得られています。(下)
ただし、これはセシウム137だけを対象としたもので、セシウム134やストロンチウム90、トリチウムなど、他の核種は考慮されていません。
このキール研究所のシミュレーションは、2012年7月に公表されたもの。(画像クリック)
しかし、東電は今年7月の参院選投票日翌日になってから、実際はもっと大量の、しかももっと高濃度の放射能汚染水が、2011年4月から海洋に漏れ出ていたことを認めたので、このキール研究所の試算は、これでも「楽観的」ということになってしまいました。
今、キール研究所では、再度、シミュレーションをやり直しています。ということは、この結果より、もっとも酷いことになるということです。
詳しくは、『ドイツのシミュレーションでは福島の汚染水で太平洋は終り』を参照。
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