不思議なヒマワリ咲いた/花びらの部分にまた花
2012/09/19 09:32
香川県まんのう町吉野下の古川光子さん(82)の畑で、花びらの部分に小さな花を14個付けた不思議なヒマワリが開花した。県農業生産流通課によると「貫生花(かんせいか)」という現象で、「ヒマワリで見られるのはとても珍しい」と驚いている。
古川さんの畑では10年以上前から、夏になると数本のヒマワリが自然に開花しているという。今年も8月末ごろに茎の高さが1・7メートルほどまで成長。花を見ようと出向くと、直径約20センチの種が取れる部分(管状花(かんじょうか))の周囲に、直径約3センチの花14個が人工的にくっつけたように咲いていた。
同課が県の花農家専門指導員に聞いたところ、この貫生花は奇形花の一種で、一般的には▽肥料が多い▽高温―などが原因とされるという。キクやカーネーションなど暑さが苦手な花で時折見られるが、夏の花の代名詞・ヒマワリでこの現象が起きるのは非常にまれだそう。
古川さんによると、花は1週間ほどで枯れたそうで「こんな花を見たのは生まれて初めて」と驚いていた。
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