電 泉田知事に再会談を要請
新潟県の柏崎刈羽原子力発電所の運転再開を目指す東京電力は、20日、役員が新潟県庁を訪れ原発の運転再開に向けた国の安全審査への申請に理解を求めるため、泉田知事と廣瀬社長の再会談を要請しました。
20日夕方、東京電力の増田祐治常務が新潟県庁を訪れ、文書を県の担当者に手渡し泉田知事と廣瀬社長の再会談を求めました。
東京電力は福島第一原子力発電所の1号機から4号機の廃炉と汚染水対策に加え、5号機と6号機についても19日、安倍総理大臣から廃炉を要請され、年末までに判断したいとしています。
東京電力は福島第一原発の問題に対応するためにも柏崎刈羽原発の運転再開による収益の改善が必要だとして、運転再開に向け速やかに国の安全審査に申請する方針です。
ことし7月には廣瀬社長が新潟県を訪れ理解を求めましたが、泉田知事は、東京電力が設置を進めている「フィルターベント」と呼ばれる設備について地元が了解する前の申請は認められないなどと反発し会談は物別れに終わりました。増田常務は「知事との会談を一刻も早く実現し、地元と結んでいる安全協定を守ることを改めて伝えるとともに、現在進めている安全対策について理解してもらいたい」と話しています。
これについて、泉田知事は「東京電力のスタンスは、これまでと変わっていないと」と述べて、会談に応じるかどうかについて明言はしませんでした。
09月20日 19時10分
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