花見山公園の阿部一郎さん死去
花の名所として知られる「花見山公園」の持ち主、阿部一郎さんが、24日夕方、大腸ガンのため亡くなりました。
93歳でした。
阿部さんは福島市出身で、当時の農学校を卒業後、家業である花木農家を継ぎました。
父親とともに親子2代で、所有する自宅周辺の山を「花見山公園」として整備し、昭和34年から一般にも開放しました。
花見山は、春先から山一面にウメやモモ、サクラなどが咲き乱れる様を見ることができ、その美しい様は「桃源郷」とも呼ばれ福島県を代表する花の名所のひとつとなりました。
東日本大震災の後の去年は一般開放が中止されましたが今年は一般開放を再開し春のシーズンには23万7000人が訪れました。
阿部さんは、90歳を超してからも自ら花々の手入れにあたり、ことし2月にNHK福島放送局の「はまなかあいづトゥデイ」に出演した際には、「花と一緒に人生を過ごして来て花は人生の友だと感じている。人は花によって心が癒やされるなど恩恵が大きい存在だ」と話していました。
阿部さんはことし6月から福島市内の病院に入院していましたが24日夕方、大腸ガンのため亡くなりました。
09月25日 13時14分
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