平年の半分程度しか発生していない 2013年のアメリカの竜巻の数
下は、 NOAA が発表しているアメリカの平年の竜巻の発生数と、今年2013年( 9月2日まで)の竜巻の発生数の比較です。上が平年の平均値で、下の赤いグラフが今年です。

▲ 原寸のグラフのリンクはこちらです。
ちょっと縮小すると見づらいですので、数字の部分を拡大します。

グラフは、8月あたりまで上昇して、そこからグラフはあまり動きませんが、多くの竜巻は5月から8月くらいまでの間に発生するからのようです。つまり、今のこの時期の竜巻の数が、大体、その年の全体の竜巻の発生数の目安となるようです。
そして、さらには下のグラフ。
これは、2005年から1年ごとのアメリカの竜巻の発生数をあらわしたものです。

▲ 原寸のグラフのリンクはこちらです。
上のグラフの年間ごとの色分けと数字は以下の通りとなっています。

確かに2013年の発生件数は最近では非常に少ないようです。
では、「威力」のほうはどうか?。
竜巻の威力も 2013年は低いレベル
実はアメリカの 2013年は、威力のある竜巻の発生回数に関しても少ない年なのでした。
これを示すグラフも NOAA にあります。
竜巻のレベルを表す単位として、アメリカでは改良藤田スケールという等級を使用しているのだそうで、大ざっぱに書けば、上から強い順番で、
EF0
EF1
EF2
EF3
EF4
EF5
となります。
先日の埼玉の竜巻は、下から2番目の EF4 程度のものだと思われます。
NOAA に「1954年からの EF1 以上の竜巻の発生回数」を示したグラフがあります。
つまり、最も強いレベルの竜巻の発生回数のグラフです。
全体だとグラフが大きいですので、1970年からといたします。それでも縮小すると非常に見づらいですが、下のグラフとなります。

▲ 原寸のグラフのリンクはこちらです。
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