ひとたび大きな地震が起これば、建屋は崩壊し、プールとともに燃料棒は発熱するでしょう。
そして、プールの中の冷却水は蒸発し、燃料棒を被っているジルコニウム被膜が空気と反応して放射能火災が起こるでしょう。
そうなれば、ヒロシマ型原爆の1万4000発分の放射能が環境中に放出されることになります。それはセシウムだけに限っても、チェノルブイリ事故で放出された量の10倍に相当する量です。(パラメータを調節して、もっとも低い値を計算した学者は8倍と算定しています。つまり、8倍以下はありえない、ということ)
北半球は、ひどく放射能汚染されるだけでなく、これが起こった場合を想定して、日本政府は、今度こそ真剣に東京圏の3500万人を避難させる計画を具体化させなければならなくなるでしょう。
(4号機使用済み燃料プールがカタストロフィーに至るプロセス)
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