奈良・法隆寺の土塀に「殺すぞ」 国重文、修復困難
(2013年11月27日午前10時48分)
法隆寺の土塀に刻まれた落書き=27日午前、奈良県斑鳩町
世界遺産・法隆寺(奈良県斑鳩町)の国重要文化財の土塀「西院大垣」に、「殺すぞボケ」「ヒマやね」と刻んだ落書きが見つかったことが27日、奈良県教育委員会への取材で分かった。
西院大垣は国宝の五重塔や金堂のある「西院伽藍」の東南西の3方向を囲む築地塀。落書きされたのは西面で、地上から約1メートル付近に二つの落書きがあった。ドライバーなど先のとがったもので引っかいたとみられ深さは最大約6ミリ。
西院大垣は、土を重ねては突き固める「版築」と呼ばれる工法で作られており、塗り直すことはできない。
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