仙巌園で寒ぼたんの展示
冬に咲くぼたん、「寒ぼたん」の展示が鹿児島市の仙巌園で始まり、鮮やかに咲き誇った花が訪れた人たちを楽しませています。
江戸時代に作られた旧薩摩藩主、島津家の別邸、仙巌園ではぼたんが島津家の家紋の一つとなるなどなじみ深いことにちなんで、毎年、年末年始のこの時期に寒ぼたんの展示を行っています。
ことしは17種類59株の寒ぼたんが展示されていて、このうち入り口近くの広場では、寒さよけのためにわらがさをかけられたぼたんが訪れた人たちを出迎えています。
寒ぼたんのうち「島津紅」は、仙巌園の御殿の戸に描かれたぼたんにちなんで昭和63年に品種改良して作られたもので、深い赤い花が特徴です。
また「黄冠」は、ぼたんのいろとしては珍しいとされる黄色い花を見事に咲かせています。
このほか広場には色とりどりの寒ぼたんが花を咲かせていて冬の庭園を彩っています。
福岡県から訪れたカップルは「出張では鹿児島に来たことはありましたがゆっくり来たのは初めてで、ぼたんはとてもきれいでした」と話していたほか「花が好きなのできれいな花が見られて良かったです」と話していました。
寒ぼたんの展示は1月5日まで開かれています。
12月30日 12時32分
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