バイオリニストが墓前で演奏
世界的に有名なロシアのバイオリニスト、ザハール・ブロン氏が宮崎市で行う最後の音楽祭を前に、音楽祭のきっかけになった宮崎市出身の作曲家の墓の前で演奏をしました。
音楽祭のために16日、宮崎入りしたブロン氏は、モスクワ音楽院の同窓生で親友だった宮崎市出身の作曲家、故・寺原伸夫さんの墓を参り、花を手向けました。
そのあと寺原さんがブロン氏のために作曲した「ロマンス」という曲を演奏しました。
ブロン氏を招いた音楽祭は寺原さんとの縁をきっかけに、11年前から毎年、宮崎市で開かれてきましたが、一定の役割を果たしたとして、17日から始まることしの音楽祭が最後になります。
17日から5日間にわたって行われる音楽祭で、ブロン氏は演奏だけでなく、演奏家を目指している人たちを指導するセミナーなども開くことにしています。
ブロン氏は「これまで以上にレベルの高い音楽祭にしたい。これで終わりととらえず、新しいものの始まりと考えたい」と話していました。
12月16日 21時40分
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