NHKハート展始まる
障害のある人がつづった詩に、歌手や俳優のイラストなどを添えて展示する「NHKハート展」が9日から八戸市で始まりました。
この作品展は、八戸市とNHK青森放送局が主催しているもので、会場の観光交流施設「はっち」では、関係者が出席してオープニングセレモニーが行われました。
会場には、全国の障害のある人たちから寄せられた5300あまりの作品から選ばれた50の詩が、それぞれのテーマに沿ったイラストや写真とともに展示されています。
このうち発達障害のある埼玉県の22歳の女性がつづった「命」という詩には、「産んでくれてありがとう」などと母親への感謝の気持ちが表現され、歌手の南波志帆さんがハートの形を使って母という漢字を表現したイラストが添えられています。
また、岐阜県の聴覚障害の男性がつづった「手話」は、手話に慣れるまでの苦労を表した詩で、その上には画家の若松寛攻さんが描いた手のひらと色とりどりのハートの絵が展示され、手話でのコミュニケーションの大変さが表現されています。
会場を訪れた50代の男性は、「表現力が豊かで感動しました」などと話していました。
「NHKハート展」は、今月15日まで八戸市の観光交流施設、はっちで開かれています。
01月09日 12時28分
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