NHK謝罪 佐村河内氏に密着取材も「気づけなかった」
NHKは5日、作曲家の佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が代表曲「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの楽曲において、特定の別の人物が作曲してきたものと公表したことを受け、『NHKスペシャル』の公式サイトに謝罪文を掲載した。
同局では、昨年3月31日放送の『NHKスペシャル』で「魂の旋律~音を失った作曲家~」と題し、両耳の聴力を失った作曲家として、佐村河内氏を紹介。東日本大震災の被災者へ向けたピアノ曲「レクイエム」の創作の現場に密着取材していた。
ところが、佐村河内氏は同局に対して「曲の全体構成や曲調などをその人物に伝えたが、自分では曲を作っていない」と話し、代わりに作曲していた人物がいることを明かしたという。
同局では、「放送当時、本人が作曲していないことに気づくことができませんでした。視聴者の皆様や、番組の取材で協力していた方々などに、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
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