金澤翔子さんの書展
ダウン症の書家、金澤翔子さんが震災の被災地の復興を願って書き上げた作品などを紹介する企画展が、山形市で開かれています。
ダウン症を抱えながら5歳から書道を始めた金澤翔子さん(28)は、20歳で初めての個展を開催後、数々の作品を発表し、NHKの大河ドラマ、「平清盛」の題字も担当しました。
今回の企画展は、被災地の復興支援に携わっているNPOと金澤さんが共同で開いたもので、山形市の会場には、金澤さんの書や書の写し、およそ100点が展示されています。
このうち、大きな掛け軸に1文字ずつ書かれた「感謝」という文字は、金澤さんがことし3月に訪れた岩手県陸前高田市の寺で書き上げたということです。
また、金澤さんの書体をもとに西陣織で表現した作品には被災地の復興を願う金澤さんの思いが込められています。
企画した佐藤弘さんは、「金澤さんの書を通じて被災地はまだ復興が半ばであることを知って欲しい」と話していました。
この企画展は、今月19日まで、山形市七日町のナナビーンズ6階、県芸文美術館で開かれています。
05月16日 12時15分
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