放射線で7人健康被害 東海大病院、治療で誤照射
2014年7月24日13時48分
東海大病院(神奈川県伊勢原市)で子宮頸(けい)がんなどの放射線治療の際に、がん以外の場所に放射線を誤照射していた問題で、原因究明を進めていた学外の合同調査委員会は、誤照射を受けた患者100人のうち7人に健康被害があったとする報告書をまとめた。同病院が24日、発表した。
報告書によると、誤照射があったのは2007年7月~昨年11月に子宮頸がんや子宮体がんの治療を受けた30~80代の女性100人。このうち7人が、誤照射の影響とみられる皮膚壊死(潰瘍〈かいよう〉)や尿道狭窄(きょうさく)を発症した。5人は治癒し、2人が治療中という。
問題となったのは、放射性物質を体内に入れる「小線源治療」。細い管を子宮内などに入れ、ワイヤで放射性物質(線源)を管の先端に移動させるが、機器の設定を誤ったため、位置が約3センチずれていた。
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