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追い求めないこと、必要なとき、必要な額のお金しか入ってこないのが精神衛生上いいのかも。ピーピー寸前、破産寸前がエキサイティングで楽しいし、スリリングな人生だと自分は思う。お金はある意味、薬に似ている。良薬にもなるし、麻薬にもなる。例えば、バンカーはお金をいじりすぎて人格破壊者?が多いと思う。お金に執着する人、極度のケチな人は統合失調症に成り易い。これは色んな人様を観察するとよく理解できる事実である。自分はお金より生き甲斐を感じること(達成感)を知り、人生の成功者になれるかも知れないと最近思えるようになってきつつある。人様に投資?すると10倍100倍になってリターンがあることを知らない人が多すぎる世の中に少々寂しく思う。
<こんな諸外国向け「真実報告?」を東電はしていた>
チェルノブイリの4倍以上。広島原子爆弾の4023倍。
恐怖の後出しジャンケン!?2 (徒然熊)
http://www.examiner.com/article/fukushima-cesium-equals-4-023-hiroshima-bombs
・・・・・こんな諸外国向け「真実報告?」を東電はしていたのですね。
チェルノの4倍!?、広島原爆の4023倍!?
国内のマスメディアはチェルノの1/6、・・・と(北海道新聞も!)
堂々と粉飾報道。
誰を信じるべきか明白ですね。
そして、いくら神経質になっても、「やり過ぎ」「気にし過ぎ」という事はない!!
・・・にしても、
外国(西側の)メディアに対しては素直になり過ぎか、東電は!
それとも、この英文記事がデタラメだというのか?
(いえ、やはりこちらが真実でしょうね。・・・)
上記URLからの情報(英文原文は、URL先を参照。和訳できなかった部分を一部省略)
Fukushima nuclear cesium fallout equals 4,023 Hiroshima bombs
最新の東京電力のセシウム放出量の推定
セシウムだけで4023個の広島爆弾に等しいと発表。
チェルノブイリの4倍以上
水曜日に、東京電力は以前に考えられていたよりも24倍高く、
4023個の広島爆弾に等しいセシウムが福島から漏れたと発表した。
最後の8月東京電力(東京電力)はセシウムの15000テラベクレルが、
日本で福島原子力発電所から流出したと推定していた。
一テラベクレルは1兆ベクレルに相当します。
当時、Telegraph紙は推定セシウムリリースは
第二次世界大戦中に日本に投下された
原子爆弾原子爆弾が唯一のセシウムの
89テラベクレルをリリースしていたように
”168個の広島の爆弾に等しい”と報告していた。
水曜日に、東京電力は福島から漏れた放射性物質の改訂推計を発表した。
それは昨年8月の推定値よりも24倍高く、
4023個の広島爆弾に等しいセシウム漏れを表しています。
見積もりは、大気中にセシウム放射線の85000テラベクレルを
放出していると推定、チェルノブイリの4倍以上です。
東京電力が新たに改定した福島から放出された放射性物質の量も、
すべて込みのものではなく、
災害時の開始から全体の日付の範囲をカバーしていません。
合計の大気開放の推定値は、
3月12日の間から31日までに収集されたデータ(2011年)に基づいている。
東京電力は、4月に大気中に放出される放射線の量を記載し、
次の月の間に月にリリースされた量のわずか1%である可能性が高い。
その量は ”取るに足らない”とみなされ、新たな見積もりには含まれません。
太平洋に漏出した放射線の推定量は、
3月26日から2011年9月30日に収集したデータから外された。
東京電力は、このデータは ”限られた面積で取得した少量のデータ ”
から収集されたと警告し、
さらにそれらの推定値の
”まだ有効性を調査するためにさらなるデータを集める必要がある”と警告した。
また、新しい推定は、
東京電力が貯蔵タンクに収集した汚染水に漏出した水ピットに
漏れた放射線量の数値については、提供しませんでした。
昨年6月、東京電力は、地下水ピットに漏れた放射線の量は
大気中に放出される放射線の量の、最大でほぼ2倍以上になると推定。
〔「早川マップも甘い! 首都圏も放射能汚染」とノーベル平和賞受賞医師組織〕
〔ノーベル賞医師団の警告
『福島、栃木、茨城、宮城から避難必要』『東京は高濃度汚染地域のど真ん中』〕
<東京は高濃度汚染地域のど真ん中>
ノーベル平和賞受賞医師組織、(独)ヨルク・シュミット博士は、
繰り返し、首都圏の危険を指摘。
東京は風によって飛来した放射性物質によって
高濃度に汚染された地域の真ん中にある、と警告した。
〔東京、福島原発事故からわずか2週間で3600Bqの内部被曝!〕
東京都がこっそりと公表した
福島原発事故直後の放射性物質調査結果の資料には
2011年3月のたった2週間で都民は3600Bqもの内部被曝をした
と書かれています。
⇒これほど初期被曝の影響が凄まじいと、
事後の慢性被曝の影響&核種別特有の被曝影響も加味すると、
仮に今から非汚染地区へ避難しても、ほとんどの方が被曝疾患の発症
は不可避でしょう。
極論して言えば、都民の多くが、いつ突然死してもおかしくない状況。
もはや事実上、(たとえ無神論者であっても)神に祈るしか術はない
絶望的段階にまで追い込まれていると思います。
最悪、都民の多くが、余命10年を覚悟しておく事です。
都内ですらも、ゴーストタウン化するのも時間の問題だと言う事です。
~参考~
下記はセシウム内部被曝に関するデータですが、
他核種混在3600Bqをご自分の体重で割ってみてください。
大よその危険性&事態の深刻さがご理解頂けるかと。
<ベラルーシWBC基準>
一般成人:
「危険レベル」:200Bq/kg
「注意レベル」:70Bq/kg
〔但し、生殖活動期の男女(特に20~30代)
「注意レベル」:50Bq/kg〕
子供:
「危険レベル」:50Bq/kg
「注意レベル」:20Bq/kg
遅すぎる避難&歴史的カルマ
【白ロシア(現、ベラルーシ)事故後4年目にして更に100万人が避難】
(⇒特に食物による内部被曝まで考えたら西日本に疎開するのがベスト)
~福島県だけではない。30年後に日本国民全体の健康がどうなるかこれが示している。
〔我々はどのぐらい被曝しているのだろうか?〕(武田邦彦教授)
(平成25年7月10日)
下記サイトで
γ線のみならずα線&β線の特に東日本の深刻な汚染状況を
じっくりご確認を。
http://aoitombo.s100.xrea.com/mokuji.html
http://hirukawamura.web.fc2.com/sokutei/sokuteihyou2.htm
⇒東京都内のデータも豊富。
個々のコメントもリアルに現状を捉えています。
個々のコメントをしっかり熟読する事。
特に、α線&β線核種の東日本の広域における深刻さは、
最初のリンクをご参考に。
特に
〔アメリカ・エネルギー省 線量調査〕(2013年2月3日修正)
〔アメリカ・エネルギー省 ダスト核種分析〕(2013年2月3日修正)
〔アメリカによる土壌核種調査〕(2013年2月3日修正)
【 甲状腺のヨウ素被曝、東京成人5.2mSv~米国防省推計 】
〔ワーストランキング(福島県を除く)〕
~2011年3月12日から2011年5月11日~
〔地域別の比較の視点を重視して
甲状腺の放射線積算量、大人(17歳以上)のみ抽出〕
(⇒それ以下の子供はリンク先参照)
1)仙台(宮城県):1.20 rem(12.0mSv)
2)小山(栃木県):1.10 rem(11.0mSv)
3)百里基地(茨城県):1.00 rem(10.0mSv)
4)横田基地(東京都):0.53 rem(5.3mSv)
5)東京(東京都):0.52 rem(5.2mSv)
6)石巻(宮城県):0.50 rem(5.0 mSv)
7)山形(山形県):0.44 rem(4.4 mSv)
8)厚木基地(神奈川県):0.41 rem(4.1 mSv)
9)横須賀海軍施設(神奈川県):0.40 rem(4.0mSv)
10)米軍海兵隊基地/富士(静岡県):0.18 rem(1.8 mSv)
11)佐世保基地(長崎県):0.034 rem(0.34mSv)
12)米海兵隊岩国航空基地(山口県):0.027 rem(0.27mSv)
13)三沢飛行場(青森県):0.0068 rem(0.068mSv)
【2011年3~4月に
鹿児島県各地でも微量検出されたヨウ素131(1.3Bq/㎡)】
【最大3百30万倍~
福島県(東部)と鹿児島県のヨウ素131による甲状腺被曝リスク差】
【 放射能汚染による都道府県別の格付け&特に現在のチェルノとの比較 】
D:3000K~⇒〔福島(原発周辺)〕←人類未体験ゾーン
C:1000K~⇒〔福島(東部)〕←人類未体験ゾーン
Ca:100K~⇒〔宮城、福島(西部)、栃木、茨城〕
←チェルノブイリ(ベラルーシ・ゴメリ)相当
Caa:10K~⇒〔岩手(南部)、群馬、埼玉、東京、千葉〕
←チェルノブイリ(ウクライナ・キエフ)相当
〔⇒但し、ホットスポット&マイクロスポットも含めると、Ca:100Kに相当〕
⇔下記、★★野呂さんが指摘している点★★
更に
B:1000~⇒〔岩手(北部)、山形(東部)、新潟(東部)、神奈川〕
Ba:100~⇒〔山形(西部)、新潟(西部)、長野、静岡〕
であっても
【低線量地域であっても慢性被曝によって高線量地域と同等の被曝量へ】
【 尿検査「検出限界以下(不検出)」の死角~慢性被曝で致命的状況へ 】
⇒チェルノブイリ原発西方、ベラルーシとウクライナの国境沿いに
広がるポレーシア地方のゼルジンスク村〔人口約1000人〕が典型例。
「汚染が5キュリー/km2以下(上記では特にB:1000以下)の
人体への影響は比較的少ないとされてきた『低レベル汚染地域』
の住民に、中長期的(約10年以上)には
『高濃度汚染地域』に匹敵する人体汚染が起きている事が判明。」
「ホットスポット&マイクロスポットも加味すると、
都内ですら、キエフ(ウクライナ)どころか、ゴメリ(ベラルーシ)より数値が高い」
【700km圏内11家族の10年間~比較的健康な家族であっても 】
「10年間の家庭訪問が終わり、あらためて感じますのは、
11家族の両親や祖父母22名と子ども23名に、
やはり病気や異常が多いということです。」
「白血病、甲状腺がん、溶血性貧血、発育遅延、紫斑病、
胎内被ばく児の類白血病反応、アルコール依存症など、
症例は広い範囲に及んでいました。」
【約2600km離れたフランス(仏領コルシカ島含む)でのチェルノ事故の影響
~甲状腺癌、白血病等が大量発生】
【原発事故を過小評価した御用学者の末路~「仏放射線防護中央局元局長の裁判」】
【1400km離れた場所での除染作業員8人中、約10年内に7人が死亡】(東独)
【原発から600km「甲状腺ガンが転移」息子を昨年亡くした(享年31)ウクライナの父】
まずは、
〔2011年3月12日~20日フォールアウト~拡散状況〕
で首都圏のフォールアウト(降下)状況を
イメージしてください。
下にスクロールしていけば連続的に確認できます。
(2012年12月東商ホール、日比谷公園)
~チェルノブイリ原発事故時、ゴルバチョフ政権下の科学顧問
*アーニー・ガンダーセン氏
「独立機関の研究者が日本(都内&福島県内)の車の
エアフィルターの汚染状況を調べ比較考察したところ、
東京の平均的な都民は2011年4月中、
毎日約10個の高放射能粒子(ホットパーティクル)を
吸い込んでいた事が判明しました。
(⇒平均的な福島県民の約30~40分の1に相当)」
〔(元駐スイス大使)村田光平氏が岸田文雄外務大臣に宛てた書簡(平成25年10月15日)〕
「4号機問題が年内に始められる燃料棒取り出しとの関連で世界の安全保障問題として
重大な関心を呼んでおります。最近東電に照会したところ
福島第一(1~6号機+共用P)の燃料棒集合体の総数は15093であり、
そのうち使用済みのものは11415を数えることが判明いたしました。
震度6強で4号機は崩落し、東京は翌日から住めなくなることが想定されております。」
~参考~
【村田光平氏(元駐スイス大使)の指摘する「世界の究極の破壊」の意味】
4号機燃料プール(メルトダウン+冷却不能+大気中火災):
〔燃料集合体:1535本〕(⇒広島型原爆5000発分~)
⇒チェルノブイリ4号機の10倍~17倍
1~6号機(連鎖メルトダウン+冷却不能):
〔「燃料集合体」の総数:15093本〕(⇒広島型原爆45000発分)←使用済みのもの:11415本
⇒チェルノブイリ4号機の85倍~150倍
1~4号機:
〔現在までの放出量〕(⇒広島型原爆170~4000発分)←最大値比:チェルノブイリの約8倍
〔大気汚染のみ、但し海洋汚染は約100倍〕
⇒大気汚染+海洋汚染でMAX約108倍に相当。
チェルノブイリ4号機:
〔事故当年の放出量〕(⇒広島型原爆300~500発分)
〔チェルノブイリ・ハート。2016年に日本の子供たちも悲惨な状況になる〕
「これからさらに放射性物質は降り積もり、食べ物からも内部被曝されていく。
目に見える影響が出てくるのは2016年からだ。
奇形の子供たち、病気の子供たち、身体の弱った子供たち。
それから、奇形の小動物、奇形の植物、奇形の捨て子。
それを目の当たりにして、やっと日本人は実態を知ることになる。
恐ろしい事態はこれから始まろうとしている。」
【2017年は東日本を中心に大パニックの年になる気配が濃厚では?】
〔チェルノ⇔フクイチ〕
1986〔⇔2011〕★
1987〔⇔2012〕★★
1988〔⇔2013〕★★★
1989〔⇔2014〕★★★★
1990〔⇔2015〕★★★★★
1991〔⇔2016〕★★★★★★★★
1992〔⇔2017〕★★★★★★★★★★★★
(2013年10月17日 日刊ゲンダイ)
<土砂ごと流され撹拌されて海へ>
この10年で最も強い台風26号が関東を直撃。
多数の死者・行方不明者を出したが、その影響は思わぬところまで及んでいた。
“東京湾”である。
京大の研究グループによると、
東京湾の放射能汚染は2014年3月まで悪化し続け、その後10年間は同じ状態が続くという。
湾口が狭いため一度汚染してしまうと浄化されるまでに時間がかかるのだ。
原因となる汚染物質は山から流れてくる。環境ジャーナリストの天笠啓祐氏が言う。
「林や森にたまった放射性物質は除染できません。
山林は範囲が広いですから人の手で作業していくのは困難です。
ずっと汚染されたままになる。木の葉や土と一緒に河川に流れ込むことになります」
汚染はジワジワと時間をかけて下流に向かうのだ。
実際、今年も江戸川の中流で捕獲されたウナギ4匹から放射性セシウムが検出されている。
最大で国の基準値(100Bq/kg)を超える158.9Bq/kgだった。
放射性物質の移動について調査を続ける
東大大学院新領域創成科学研究科の鯉渕幸生准教授が言う。
「詳細は分かりませんが海水と淡水が混合した汽水域に生息するゴカイなどを
食したウナギに移行した可能性はあります。
河川の土砂は汚染濃度が高い。汽水域も影響を受けています。
ただ、汚染された土砂は現在、河床表面から数十cm下にたまり、
その上には汚染されていない土砂が積もっている状況です」
汚染土はキレイな土砂で“ブロック”されているわけだ。
しかし、台風で崩されれば、海まで流れ込んでしまう。
「特に、今回は相当水量が増えましたから、汚染物質は土砂ごと流された危険性は高い。
しかもそれを台風が撹拌するから汚染範囲も広がります。湾内はかなり危ない状況ですね。
そもそも、汚染物質についても、測定されているのはセシウムのみ。
東電が放出した放射性物質は1000種類といわれてますから、
ストロンチウムやトリチウムなどの影響は計り知れない。細かな調査が必要です」(天笠氏)
東京湾は規制の対象外。潮干狩りや海水浴、
五輪ではトライアスロンの会場になる。大丈夫なのか。
【 福島原発事故により環境に放出された放射性同位体(核種)主要31種類 】(2011年6月時)
【江戸川のウナギから基準値超えるセシウム。その事実を知りながら都と千葉県は隠蔽】
【オリンピックの候補会場である江東区の夢の島競技場から セシウム合計 3042.7 Bq/kg検出 】
【東京湾の海底土セシウム濃度~事故前の最大48倍(規制委員会)】
「科学者チームの調査では、
東京湾の放射能汚染のピークは2014年3月。その後は高止まりのまま。
特に、荒川河口、多摩川河口のでは、セシウムが沈殿しているので
猛烈な放射能汚染は避けられない。
その汚染は、現在もピークに向かって進行中。」
〔「早川マップも甘い! 首都圏も放射能汚染」とノーベル平和賞受賞医師組織〕
〔ノーベル賞医師団の警告
『福島、栃木、茨城、宮城から避難必要』『東京は高濃度汚染地域のど真ん中』〕
<東京は高濃度汚染地域のど真ん中>
ノーベル平和賞受賞医師組織、(独)ヨルク・シュミット博士は、
繰り返し、首都圏の危険を指摘。
東京は風によって飛来した放射性物質によって
高濃度に汚染された地域の真ん中にある、と警告した。
〔東京、福島原発事故からわずか2週間で3600Bqの内部被曝!〕
東京都がこっそりと公表した
福島原発事故直後の放射性物質調査結果の資料には
2011年3月のたった2週間で都民は3600Bqもの内部被曝をした
と書かれています。
⇒これほど初期被曝の影響が凄まじいと、
事後の慢性被曝の影響&核種別特有の被曝影響も加味すると、
仮に今から非汚染地区へ避難しても、ほとんどの方が被曝疾患の発症
は不可避でしょう。
極論して言えば、都民の多くが、いつ突然死してもおかしくない状況。
もはや事実上、(たとえ無神論者であっても)神に祈るしか術はない
絶望的段階にまで追い込まれていると思います。
最悪、都民の多くが、余命10年を覚悟しておく事です。
都内ですらも、ゴーストタウン化するのも時間の問題だと言う事です。
~参考~
下記はセシウム内部被曝に関するデータですが、
他核種混在3600Bqをご自分の体重で割ってみてください。
大よその危険性&事態の深刻さがご理解頂けるかと。
<ベラルーシWBC基準>
一般成人:
「危険レベル」:200Bq/kg
「注意レベル」:70Bq/kg
〔但し、生殖活動期の男女(特に20~30代)
「注意レベル」:50Bq/kg〕
子供:
「危険レベル」:50Bq/kg
「注意レベル」:20Bq/kg
2011.4.5 TUE
Aaron Rowe
画像はWikimedia
[この記事は、2009年12月に掲載された記事を再編集したものです]
1986年に史上最悪の事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所は、期せずして、放射能の影響を研究する格好の実験場となった。事故から20年以上たった現在でも、現場には驚きが隠されている。
周辺の放射性セシウムが、予想されたペースでは消失していないことが、2009年12月14日(米国時間)、米国地球物理学会の秋季大会で発表されたのだ。
[放射性の]セシウム137の半減期(物質が元の量の半分まで崩壊するのにかかる期間)は約30年だが、チェルノブイリ付近の土壌に含まれるセシウムの量は、およそそんなペースでは減少していなかった。
ウクライナ政府が将来的には再びこの土地を利用したいと考えるのは無理もないことだが、研究チームは、セシウムの半量が周辺の環境から消失するまでの期間—–研究チームはこれを「環境的半減期」と呼んでいる—-を、180〜320年と算定している。
今回の調査結果は驚きをもって受け止められた。専門家らはこれまで、放射性同位体の環境的半減期は、物理的半減期よりも短くなると予想してきた。どんな土壌サンプルにあっても、自然の拡散作用によって放射性物質の減少が促進される、と考えられたためだ。
ストロンチウムに関しては、この考え方は妥当だった。だがセシウムには逆のことが当てはまるようだ。
セシウムの物理的特性は変化しておらず、それゆえ研究チームは、環境に理由があると考えている。たとえば土壌採取地点には、チェルノブイリ原発の付近から新たにセシウムが供給されているのかもしれないし、あるいはセシウムは地中深くの土壌にまで拡散しているのかもしれない。今回の研究チームの1人である、サバンナ・リバー国立研究所のTim Jannick氏(原子核科学)は、さらなる調査で真相が明かされることを期待している。[4号炉は事故直後、「石棺」と呼ばれるコンクリートの建造物に覆われたが、老朽化が激しく雨水が石棺の中に流れ込んでおり、原子炉内部を通って放射性物質を周辺の土壌へ拡散しているとされる(日本語版記事)]
チェルノブイリ原発事故の後、専門家らは、放射性降下物が飛散すると予測されるルートに沿って、複数の実験場を設置した。さまざまな深さから土壌サンプルを採取し、ストロンチウム、セシウム、プルトニウムの放射性同位体が地上にどれだけ拡散されるかを測定した。この計測は20年以上続けられており、最悪に近い原発事故が環境に対して持つ長期的な影響に関して、貴重なデータを提供してくれている。
米エネルギー省のハンフォード核施設[第二次大戦中から1970年代までプルトニウムを精製。2000年には火災でプルトニウムを漏洩した(日本語版記事)]のように長期にわたって汚染されてきた地域に比べれば、チェルノブイリの影響は単純で理解しやすいので、そのデータが期待されている。
[放射性セシウムは生態系のなかで生物濃縮される(環境から生物体内に濃縮され、それが食物連鎖により増強される)。国立環境研の研究によると、土壌中の細菌のなかにも、カリウムを濃縮するのと同じ機構でセシウムを濃縮する種がいることがわかっている。
Wikipediaによると、1997年頃の調査で、この区域内の木の中のセシウム-137のレベルが上がりつづけていることが判明している。また、汚染が地下の帯水層や、湖や池のような閉じた水系に移行しているほか、雨や地下水による流去は無視できるほど小さいことが実証されているという。以下は、同ページに掲載されている放射性物質の減衰予想グラフ。黒い線がセシウム137。縦軸が残留濃度、横軸が経過年数(10000日は27.4年)]
[放射性物質を含んだ食物を人間が摂取した結果、長寿命の放射性核種(ストロンチウム90、セシウム137のような)が体内に蓄積する恐れがある。ストロンチウムは同族元素であるマグネシウムやカルシウムに性質が似ているため骨や代謝系に、セシウムは同族元素であるナトリウムやカリウムに性質が似ているため体液や筋肉にそれぞれ浸透し、そこから放たれる放射線によりダメージを受ける]
参考: “Long-Term Dynamics of Radionuclides Vertical Migration in Soils of the Chernobyl Nuclear Power Plant Exclusion Zone” by Yu.A. Ivanov, V.A. Kashparov, S.E. Levchuk, Yu.V. Khomutinin, M.D. Bondarkov, A.M. Maximenko, E.B. Farfan, G.T. Jannik, and J.C. Marra. AGU 2009 poster session.
[日本語版:ガリレオ-江藤千夏/合原弘子]
2011.4.5 TUE
TEXT BY JONAH LEHRER
TRANSLATION BY TOMOKO TAKAHASHI/GALILEO
WIRED NEWS (US)
論文を執筆した心理学者チームは、計画的に訓練できる子どもたちの持つ特性に関心を向けた。研究には、何千時間もの訓練を要する綴り字の競技会『Scripps National Spelling Bee』に参加した子どもたち190人のデータが用いられた。
データを分析した結果、論文執筆者の1人でペンシルベニア大学の心理学者Angela Duckworth氏は、「grit」(気骨、意志力)と呼ばれる心理学特性が重要であることを発見した。Duckworth氏は過去の研究において、人間の意志力の程度は、手短なアンケートを通じて、熱意の継続性(質問例:「何かのアイディアやプロジェクトに熱中したが、短時間で興味を失ったことがある」)と努力の継続性(質問例:「挫折によってやる気を失うタイプではない」)を5点満点で評価することにより、かなり正確に測定できることを明らかにしている。
予想どおり、意志力のある人ほど、自分の目標を一途に追いかけ、特定の活動に熱中する傾向を示しており、また苦労や失敗に遭遇しても、あきらめずにやり通す傾向も強いようだ。
綴り字大会の参加者のうち、意志力のある子どもほど、そうでない子どもに比べて計画的訓練に取り組んでいた。予想された意志力と綴り字の成績との関連は、何時間もの計画的訓練によって完全に媒介されていた。
われわれは通常、最良のパフォーマンスを発揮させるテストによって才能を測る。例えば、NFLのスカウティング・コンバイン[ドラフト候補選手たちが集められ、各種テストを行なうもの]がそうだ。選手たちは短時間で一気に能力を発揮するテスト(40ヤードダッシュ、短いIQテスト、キャッチドリルなど)を、モチヴェーションが高い状態で行なう。
しかし、こうしたテストの問題点は、現実はスカウティング・コンバインとは違うという点だ。
現実の成功は、継続してパフォーマンスを発揮することや、きつい練習に励み、週末にプレーブックや試合のビデオを何時間も研究できるかどうかにかかっている。これらはすべて、計画的訓練に相当するものであり、そうした有用な訓練にいそしむ能力の有無は、その人が持っている意志力の程度に左右される部分が大きい。
ここでの問題は当然、意志力という性質が、たった1日で、たった1つの場所で計測できるものではないことだ(この人格特性の評価には、むろん長い時間を要する)。
その結果、才能に関して間違った信念をもつわれわれは、間違ったテストによって才能を測ってしまう。「コンバインでのテスト結果とプロフットボール選手の成績との間に統計的に有意な相関が認められ」ない理由は、おそらくこの辺りにあるのだろう。
上述の研究はまた、意志力や自制といった「非認知的」スキルに対する認識の高まりを示している。これらの特性は、知能とはほとんど、または何の関係もないが、人生の成功における個人差を説明する上で、大きな要素であることが多い。意志力などの要素はしばしば、現実の成功を予測する最も優れた因子となっている
愛好家たちが長年にわたって大切に育ててきた、手のひらに乗る大きさの小さな盆栽を集めた展示会が下関市で開かれています。
この展示会は、下関市園芸センターが多くの人たちに盆栽の魅力について知ってもらおうと開いたもので、会場には、手のひらサイズの小さな盆栽、およそ20点が展示されています。
このうち、小林信昭さんの作品は、7年ほど前に山で見つけた「みつばあけび」を育てたもので、ことし初めて付けた実は、5センチほどの幹を上回る大きさになり、鉢よりも下に垂れ下がったユニークな作品です。
また、村上博威さんの作品は、庭木の枝を切って挿し木で育てた「チロリアンランプ」という植物で、幹の先に赤い花が1輪だけ咲いた愛らしい作品です。
このほか、20センチほどの高さに調整された「津山ひのき」や、1センチにも満たない小さな花を付けた「寒ぐみ」などが展示されていて、訪れた人たちは、小さな盆栽に顔を近づけるなどして熱心に観賞していました。
この展示会は、下関市園芸センターで今月13日まで開かれています。
10月11日 19時10分